■同人合宿所ウォッチスレ■肉般若城@難民 【29】  
└夜で迷惑っていうんなら明日の朝来てやるからよ
414 名前:名無し 投稿日:02/03/20 15:55
済んだ話なのですが、押しかけ話アップさせてもらってもよろしいでしょうか? 


416 名前:名無し 投稿日:02/03/20 15:59
それではアップさせていただきます。 
当方二十代後半の男で、あるイベントの事務を担当しております。 
郵便物の宛先はすべて私の家になっています。 
家は家族と同居の一戸建てです。 

先日、イベントを目前に控えて送られてきた委託の荷物の確認をしていたところ、 
鍵を閉めた玄関の引き戸をたたく音がしました。 
時間は夜の十一時を少し回った頃でした。 
その日、母と姉は不在、父はもう寝ています。 
母は友人と旅行で伊豆方面に行ってますし、姉も友人と都内のホテルに泊まると 
聞いていたので、まず戻ってきたという可能性はありませんし、 
姉だったら裏の鍵を持っているはずです。 
そんな事を考えていると、引き戸を叩く音が強くなりました。 
玄関の引き戸は経年劣化により外れやすくなっているため、慌てて作業を中断、 
自室から飛び出し、階段を駆け下りて玄関に出ると、知らない男の子が立っていました。 
年は高校生位のその子は、うつむいたまま引き戸を叩いています。 
「どちら様ですか?」 
こちらが声をかけると、引き戸を叩くのはやめましたがまだうつむいています。 
「…○○といいますが、A(私の名前です)さんのお宅はこちらでしょうか…」 
うつむいたまま、ぼそぼそとした声で尋ねてきます。 
「そうですが、こんな遅くにどういったご用件でしょうか?」 
「…△△(イベントの名前です)の申込書を持ってきたんですけど…」 
そのイベントは一月中旬で申込を締め切っていて、追加申込もやっていません。 
「すいませんがそのイベントは申込を一月に締め切ってます。お引取り下さい」 
「そんな事言わないでお願いします」 
「そう言われましてもできません」
 
一瞬静寂が玄関先に流れました。 
そして次の瞬間、いきなりそいつは切れましたあんたのところのような小さいイベントがそんな偉そうな事できるのか。 
俺の後ろには大手の人がいて、△△程度のイベントであればいつだって潰せる。 
ここまで電車を乗り継いで、最寄り駅からここまでタクシーで来た、その金を払え。 
こんなに遅くては電車が無い、家に泊めろ。 
見事なほどの厨理論を、うつむいたままぎゃあぎゃあと人の家の玄関先で喚きたてます。 
「てめえが△△のスタッフじゃ一番偉いんだろ! そんな事もできねえのかよ!」 
顔をあげながら一段と大きい声でそいつが叫びました。 
「いいえ。違いますが」 
冷静に私は返しました。 
「へっ?」 
住所を掲載しているから一番偉いという厨理論は、見事に破壊されたようで、 
そいつは驚きで口を大きく開け、目を丸く見開いています。 
その上、その表情には恐怖を感じている風にも見えました。 
私の体格は相撲取りに近く、ひげを生やすとかなり怖い顔になるらしく、 
何度かそういった勘違いを受けた事があります。 
そして、ポカーンとしているそいつに向けて反撃を開始しました。 
「あのな」 
できる限り冷静に、ゆっくりと口を開きました。 
「あなたがやっていることは迷惑でしかない。近所の迷惑になるからさっさと 
 帰ってくれ。駅まで行けばホテルがあるから、そこに泊まって始発で帰んなさい」 

ここで私がキレたらやばいので、できる限り優しく言ったのが間違いでした。 
「ふざけんな! ホテルに泊まれって言うんならそのホテル代もさっき言った交通費と 
 一緒にして渡しやがれ! 夜で迷惑っていうんなら明日の朝来てやるからよ」 
まずいとは思いながらも何かが、ぷち、という音とともに切れました。 
「いい加減にしろやゴルァ!」(←原音まま) 
何か言おうとしていたそいつは、私のあまりの剣幕に黙りました。 
「人が穏便に済ませようとしているのに、その態度はどういうことだ、あぁ?  
 てめえで勝手に来ていて交通費出せ?ホテル代も出せ?明日の朝来てやるから? 
 馬鹿にするのもたいがいにしろ! 何様のつもりだ! もうカタログも刷りあがってるんだよ、 
 入れろって言うんなら新しく刷る分の金は払ってくれるんだろうな!」 
おもいっきり893のような口調でそいつを怒ると、騒ぎを聞きつけた父が降りてきました。 
その父に警察に電話してくれというと、そいつはいきなり泣き出しました。 
そいつの言い分は、警察に行くと親が呼び出される。親には迷惑かけたくない、 
というもの。
他人には迷惑をかけて親には迷惑かけたくないか。ふざけるな。 
父に電話する事をお願いしてから十五分ぐらい後、警察が到着。 
お引取りしていただきました。 

対応していただいた警官によると、どうも買い専らしく、 
今回のイベントで初参加されるサークルさんの新刊が欲しいが一般では買えるか分からない 
↓ 
小さいイベントだから当日まで受付をしているだろう 
↓ 
これから行って頼めばサークル参加として登録してサークルチケットをくれるだろう 

と、思ったそうです。 
翌日、ご両親が挨拶にこられ、今回のイベント当日は外に出さない。 
学校にはとにかく連絡させていただく。該当のサークルさんに迷惑をかけない。 
などの念書を書いてもらいました。 

長い上に妙な文章で失礼しました。 


-本家58にて-
270 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:02/03/31 04:40 ID:KbpYkkyp
難民29-414、本家55-556で報告させていただいたものです。
後日談の報告なのですがよろしいでしょうか?


556 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:02/03/26 01:49 ID:o/t9Mgkg
難民29−414のイベント事務屋です。
先日、別件で押し掛けに遭遇しました。
結果としては完全試合(物的人的被害無し・相手は警察にお引き取り)
だったのですが、ご報告させていただいてよろしいでしょうか。

では、ご報告させていただきます。
当方イベント事務をやっている二十代後半の男性です。
事務をやっている都合上イベントのチラシには私の住所氏名を
掲載しています。
家は一戸建て。場所としては住宅街です。
事件が起きたのは土曜の夕方です。
前に書かせていただいた時の件のイベントも無事終了し、
同居の父・母・姉は夜遅くにならないと帰らない状況だったため、
のんびりマターリと過ごしておりました。
「ヤニ切れた」とタバコを買いに出て、二十分ほどして家に戻ってくると、
家の前に高校生とおぼしき女の子の一団がいます。
その時車に乗っていたため、徐行をして様子を伺いながら家の裏を通過。
どうやらうちに用があるようなので、車を近所の月極駐車場に止め、
車の中からこっそりと様子を伺うことにしました。
女の子の数は4人。押し掛け厨によくいるコニーなタイプの子はおらず、
傍目から見れば普通の子という感じでした。
「やっぱり留守みたいだよ」
「じゃあこのまま待とうよ」などと
言いながら、玄関前の石段に腰掛けて話を始めました。
ただ話している内容が、どうやら前世っぽい・・・。
「やっぱりあの人がそうなんだよ」
「あの人が私達の隊長だったなんてね」
おい。なんだその隊長とかっていうのは。
「早く記憶を取り戻してもらってきたるべき戦いに備えなくっちゃ」
はあ? なんですかそれは・・・。
ちなみに彼女たちと駐車場の距離は20メートルぐらい。彼女たちの
話し声がでかいため、ここまで十分内容が伝わってきます。
10分ほど話を聞いていましたが、声のでかさで近所迷惑になるのが嫌だったので、
PHSを右手に持ち、意を決してGo!です。
車を駐車場から出し、偶然帰ってきましたよ、といった感じで家の裏に止めます。
車から降りて、玄関に向かうと当然彼女たちと鉢合わせをします。
家人が帰ってきた事に気づいた彼女たちは、話を止め、私の顔を見ます。
穏便に、と考えていた私が「何かご用ですか?」と口を開こうとした瞬間、
先手を打たれました。
「お待ちしてました●●(ここは私とは違う名前が入っている)隊長!」
一人がさっと立ち上がり敬礼をすると他の子達も敬礼をしました。
こめかみが痛み出します。
「人違いじゃないですか? 私は○○ですよ」
「いいえ、違いません!」と、一番私に近い子が声を張り上げます。

それから彼女たちが話したことを要約すると、
・あなたは昔、特殊部隊の隊長だった。
・私達と一緒に魔物と戦っていた。
・最後の戦いで自分の身と引換にラスボスを倒し、死にかけていた私達を救った。
・再びあの魔物達が復活し、戦わなければならない。その為には隊長の力が必要。
・その記憶を取り戻させるため、私達はここに来た。
と、いう物。
「・・・あのさ、絶対に人違い」
ため息をつきながら言った私は、警察に電話するため車に戻ろうと
しました。
と、その瞬間、後ろにいたちょっと体格の良い子がバッグの中から
何かを取り出しました。
ペットボトルの蓋をおもむろに開けたその子は、躊躇無くそれを
私に掛けてきました。
すんでの所で避けた私は、間髪を入れずに110番を片手でダイヤルし、
警察を呼びました。

警察には、「知らない女の子が玄関先で騒いでいる」「どうも人違いを
しているみたいだ」「1体4なので暴れられたらこちらも手を出さざるを
得ない。そうなると相手が無傷で済まない。女の子に傷をつけたく
ないので何とかしてくれ」
警察は最初は「あんたで何とかしなさい」といった感じの対応でしたが、
後ろから聞こえる彼女たちの声と、偶然近所を警邏していた警官の報告で
何とか取り押さえられ、所轄の警察署にご厄介となりました。

彼女たちの言い分としては、
・前述の隊長話に追加でこの4人の中から結婚相手を決めてくれる
 はずだった。
・警察なんかが出てくる話じゃない。私達はもっと偉い人達の命令で
 動いている。さっさと釈放しろ。
あと、私にロックオンしたのはやはり私が事務をやっているイベントで
見た瞬間にそうだと思ったとのこと。
私を対応してくれた警官はその話を伝えながら苦笑しまくりで、最後には
ぽん、と肩を叩かれました。
それぞれの親が迎えに来て、お引き取りいただきましたが、警察経由で
学校には連絡させていただくことを対応させていただいた警官から伝えて
もらいました。

はぁ、なんなんだ一体。
集厨効果が出始めているのだろうか・・・。

長々と失礼しました。


577 名前:556 投稿日:02/03/26 02:04 ID:o/t9Mgkg
>564 個人的にはペットボトルの中身が気になるのですが……
ペットボトルの中身は油のようでした。
俺に引っかけて火でも付けようとでも思ったんだろうか・・・。

>569 逆恨みした厨にはくれぐれもお気をつけ下さい。
大丈夫でしょう。連絡先はPHSしか教えてませんし、もし、親がいる時に
来ても親はそう言うのに警戒心強いので俺より手強いはずです。


276 名前:270(1/5〜5/5) 投稿日:02/03/31 04:45 ID:KbpYkkyp
では失礼いたします。
まず、当方二十代後半の男で、あるイベントの事務を担当しております。
本日(正確に言えば昨日ですが)、かなりやばいことになりました。


で、今回ですが、先日出た某ロボット大戦を買いに行こうと家を出た
ところであんまり会いたくない顔に合いました。
押し掛け申込工房(29-414で報告)です。前と同じようにうつむいたまま
家の角(家はT字路の角にあります)にいた彼(仮にAとします)は、
私の気配を感じると同時に顔を上げました。
瞬間、私の頭の中で警報が鳴りました。Aの顔が異様に殺気立っていたからです。
「こりゃまずい」と思った私は、背中を向けてダッシュしました。
しかし悲しいかな。相撲取り体型
(こう言うのはコニーといった方が良いのでしょうか?)の私は
少し走っただけで息切れがしてしまい、走るスピードが落ちてしまいます。
「大丈夫かな?」
と思って振り返ったところ、Aが一層殺気立った顔で突進してきます。
しかも、右脇腹に両手で支えたそれは初夏を思わせる陽光を反射して
私の目を射ました。
なんとAはナイフを持って突進してきたのです。しかも刃を上にすると
いうご丁寧ぶり。
死を意識した瞬間、逃げる気も失せた私は反射的に半身の体勢をとりました。
ちなみに、こんな事が出来たのは高校時代に友人達と一緒に
異種格闘技戦をやっていたのと前にナイフで襲われた経験があるからです。
「うわぁー!」などと気の抜けた声で襲い掛かってくるA。
今考えると恐ろしく冷静な私。
Aが間合いに入る少し前にステップインし、Aの左肩に向けて右手で
掌底を繰り出し、Aの体勢が崩れた所で繰り出した右手でそのまま服を
掴んで引き倒そうとしました。
しかし、掌底でバランスを崩すのは成功しましたが、服を掴むのに失敗。
Aはナイフを私の体に突き刺そうとしました。
が、半身の体勢が良かったのか、ナイフは私の左脇腹を軽くかすめた
だけに終わりました。
痛みを堪えながらナイフを持ったAの手首を左手で掴むと、思い切り
力を込めて握りました。
Aはナイフを突き刺そうと腕の力を入れますが、手首の痛みに
耐えきれなくなったのか、ナイフを落としました。
手首を掴んだままナイフをAの届かない距離へ蹴飛ばし、
そのまま引き倒そうとしたところ、Aは奇声を上げて腹に
パンチをしてきました。
確かに腹には自家製装甲が分厚くついてますが、みぞおちの少し下に
入ったパンチは左手から力を抜くには十分な威力がありました。


Aは手首を左手から力任せに引き剥がすと、ナイフを取ろうとしました
が、それより先に私の足がナイフをかなり遠くに蹴り飛ばしました。
その時、騒ぎを聞いて家から飛び出してきたSさんが「どうしたの!」
と声を掛けてきました。
「警察に電話して下さい!」と叫んだ瞬間、Sさんに気を取られていた
私はAのタックルを受け、道路に倒されました。
そのまま馬乗りになり顔面を殴ってくるA。
数発殴られましたが、肩を掴み、上半身を引き寄せたところで脇の下を殴り、体の上から退かしました。
Aが道路にうつぶせになり起きあがろうとする所を、Aの背中に私の膝を乗せ、腕を極めました。
「痛い痛い!」とわめくA。
「黙れ! この野郎!」
私が一喝してもAは騒ぎ続けます。
Aを捕縛してから数分後、警察到着。
Aはお巡りさん三人に押さえられたままパトカーに連れて行かれました。
私も脇腹の傷(大したことは無かった)の手当のため病院へ。
その後警察に行って事情聴取されました。


対応してくれたお巡りさんは三回連続の同じ人で、「あんたも大変だね」
と苦笑混じりで言ってくれました。
で、そのお巡りさんと駆けつけた親御さんから聞いた話ですが、
Aは、前回の件で決まっていた進級がパー。その上同人禁止令を
親から出され、兄妹からは白い目で見られ、と、自業自得の生活になったのを、
黙って申込を受け付けなかった私のせいだと逆恨み。
「奴を殺して俺も死のう」と思ったらしく、部屋に遺書めいた置き手紙があり、
親御さんもこちらに連絡を取っていたそうです。
親御さんごめんなさい。私のPHS電源切りっぱなしだったんです。
親御さんはなんとか示談で済まないか、と甘えた事を言ってましたが、
刑事告訴と言う方向で話をしてきました。
ただ、Aのあの調子だと精神的に病んでいたという理由で無理になるのかなぁ。鬱。
買いに行く予定だった某ロボット大戦は、帰宅後気力を振り絞って
購入してきました。
Aの事を忘れるために早くやりたいです。

長々と失礼いたしました。


293 名前:270 ◆9mK8GBNs 投稿日:02/03/31 05:02 ID:KbpYkkyp
皆様ご心配いただきありがとうございます。
どうも興奮で寝付けないので後日と思っていたのですが、
本日アップさせていただきました。

傷は大したこと無いというか、病院に行ったら切れてはいるが
縫うほどではないということで、接着剤(?)で皮膚をくっつけ、
その上から絆創膏を貼っています。
医者に「脂肪を減らしていたら縫う羽目になっていたかも」と言われたのが
何となく欝。


667 名前:270 ◆9mK8GBNs 投稿日:02/04/01 00:41 ID:dQ8CF+p5
では。 

まず、A(押し掛け申込工房)ですが、細かいことが分かりました。 
まず、奴の出身地はシュウマイと日本一高いビルのある国だったという事。 
学校ではやはり、他人と違う(悪い意味で)感じだったらしく、 
先生達も今回の件で厳罰に処すという事でした。 

つーことは、退学なんですかね? 

告訴の話ですが、刑事告訴(殺人未遂・傷害)の方向で行くそうです。 

それと、私個人ですが、報告を上げさせていただいた後、眠れないので 
難民にいて、朝方軽く寝たのですが、起きてビックリ。 
左目の白目が赤くなってました。 
すぐに病院に行き、眼科で見てもらったところ、目の中で出血している 
そうで、薬をもらって帰ってきました。 
赤いのが引かなかったら手術だそうで。 
まぁ、筋肉痛や、殴られたところの痛みもあってまだ他に出てきそうなのですが・・・。 
一応、ご報告まで。では。


-本家61にて-
433 名前:SRW隊長ナイフ事務屋(1/8) ◆9mK8GBNs 投稿日:02/04/06 04:18 ID:NAeWV7Qc
まず、事後報告。 
ナイフ事件の後、目が真っ赤になっていたのは本日医者に行って完治いたしました。
ご心配下さった皆様、本当にありがとうございました。 
ナイフ工房は、シュウマイと日本一高いビルの国に送還され、向こうで精神鑑定などが行われるそうです。 
あと、ナイフ厨の件で警察に実技披露をやってくれと言う話が来ましたが、
さすがにそれは勘弁、と笑って逃げてきました。
話をした三回連続担当してもらっているDさんには一連の流れを教えましたが。 

「隊長」厨達の方ですが、やはり佐倉大戦のジャンル者でした。 
学校は完全に別々。同人での繋がりのみだったようです。 
つーかね。俺はどこをどう見ても隊長とはかけ離れてるって。特に外見。 
親は至極まっとうで、お詫びの手紙が全員分届きました。 
返事の手紙を送ってこちらも終わりました。 

と、思ったら! 
きやがりました。逆恨み厨です。しかも増量2.5倍。 

ただ、ここで問題になるのは彼女たちがどのような処罰を受けたか、という事です。 
A、B、C、Dの四人の親から届いた手紙を元にすると、 
・A 学校(以下「学」):厳重注意、反省文提出 
   家:厳重注意、半年の間、イベント参加は親戚同行 
     (この親戚の方は真っ当な方だそうです)。 
・B 学:厳重注意 
   家:イベント参加をGW明けまで禁止 
・C 学:反省文提出、部活の役職解任(どうやら漫研の模様) 
   家:休日の一人きりでの外出禁止。小遣い80%カット。 
・D 学:新学期開始後に停学三日、厳重注意 
   家:不明(かなりの厳罰であった模様)。 
こうしてみるとばらつきがあるよーな。 
で、来たのはCです。 
この人が一番近在(と言っても彼女の自宅から私の自宅まで電車で三十分以上プラスバスで十五分程度掛かる)なので、
人を集めて来れたんだと思います。 
私の仕事場は転生さんの時に話に上がったU駅の近くです。 
例のナイフ工房の一件もあるので、会社の温情でほぼ定時退社をしても、家に着くのは八時過ぎになります。 

駅からバスに乗り、最寄りのバス停から家まで約五分。 
工業団地の中を抜ける道を歩いていると前方に工房とおぼしき一団が見えます。 
その工房は工業団地と家のある住宅地を分ける高圧電線が走る道の角にいました。 
その時はナイフ工房の一件で疲れていたせいもあるのでしょうが、大して気に掛けていませんでしたが、
今思うと、夜の八時過ぎという時間帯に、住宅地である家の近くで工房がたむろしていれば怪しいと思うのが普通でした。 
その一団の横を何事もなかったかのように通過しようとした瞬間、聞き覚えのある声が聞こえました。 
Cです。 
「いた! こいつよこいつ!」 
その声を聞いた私は、私の事を言っているのだろうとは思いましたが、 
別段気にも留めず、そのまま家の方に足を進めます。 
「待ちなさいよ!」 
別の誰かか怒鳴ってきますが、それも無視。 
前にCが立って行く手を遮りました。顔はそれなりに怒っているようです。 
「なにか?」と私。 
「何かじゃないわよ! あんたが学校に告げ口したせいで漫研の子達に迷惑掛けたじゃないの!!」 
 私への迷惑はどうでも良いんでしょうか? 
「それで?」 
「ここであやまんなさいよ! 普通に謝るだけじゃ嫌だから土下座”させて”あげる。
 学校にも処分を取り消すように言いなさいよね」 
この時、Cの背後に四人ほど私の後ろに五人程人がいました。 
Cの背後にいるプチコニーな女の子はデジカメを取り出しながら、
周りにいる連中と共に非難の言葉を私にぶつけてきます。 
「なに、あんた左目怪我してるの? やっだぁ! △△の呪い効いたんじゃない!?」 
確かに左目には眼帯をしていました。それはナイフ工房との戦闘で負った物。呪いなんぞとは関係ありません。 
「・・・さて、言いたい事はそれだけか?」 
疲れている所に一層疲れる連中を相手にして、私はキレそうになるのを抑えながら努めて冷静に声を出します。 
「なによ。不満でもあるの? あんたがあんな事しなければこんな事にはならなかったんだから、
 こうやって弁解の余地を与えてあげるためにここまで来てあげてるんだからさっさと土下座しなさいよ!」 
あげる、ですか・・・。前とは大違いだねぇ。 
「じゃあ、事の次第から話そうか?」 
「良いんじゃないの? さっさと話しなさいよ」 
Cは鼻で笑いながら高飛車な笑みを浮かべそう言いました。 
「※※、録音しておいて」 
Cは後ろにいた背の低い女の子にそう言いました。 
お前らこのスレ読んでんのか? 
「さっさと喋りなさいよ!」 
Cが苛立ちながら言います。 
そして私は事の次第を話しました。 
話が「隊長!」の辺りに来た途端、Cが叫びました。 
「私が聞きたいのはそんな話じゃない! あんたに呼び出されたのに警察に連れて行かれたって話よ!!」 
「事実関係と違う話をするつもりはない。何? ひょっとしてそう言って漫研の子達焚き付けたの?」 
厨ですね。私。 
周りにいた子達もCから聞いた話の内容と違うのか、ひそひそと喋る声が聞こえます。 
「人数がいれば何とかなると思ったんだろうけど、残念だったね」 
「うるさい! 何よ、自分の都合のいいように話をして! もうみんなやっちゃってよ!」 
Cがヒステリックに叫びました。 


おい。言うだけ言って後は他人任せか。それに君はやられ役の女幹部か? 
と思った瞬間、後ろから殴られました。 
うわー。やば、星散ってるよ。 
と、思う間も無く背中に蹴りが入りました。 
アスファルトの道路に転がる私。その顔をCが踏みつけます。 
ふん、と鼻で笑ってから、 
「ほら、さっさと謝りなさいよ。こんな姿近所の人に見せられないでしょ? はっずかしいの、大の大人が」 
屈辱的な言葉を掛けてくるCに、一言言ってやりました。 
「ショーツ見えてんぞ。色はピンクのストライプか?」 
顔を真っ赤にしたCが怒りの表情で踏みつけてやろうと足を顔から離しました。 
「間抜け!」 
叫びつつ、跳ね起きる私。
驚きで目を丸くするCは、その表情のまま何もない地面を踏みつけると私を睨みました。
そして数秒の後、その視線がずれました。 
「後ろにいる奴! 二度目は受けんよ」 
できる限り低く鋭い声で言うと、「うっ」という男の声が聞こえました。 
気配が近づいてくるのを感じた私は、そいつが一定の間合いに入るのを感じた瞬間振り向き、
驚いて出してきたパンチを肩で受け、同時にその拳を掴んで腕を捻って極めて、路面に寝かせます。 
「離して下さい! もう何もしませんから!」 
 私よりコニーなそいつはあっけなくギブアップの声を上げます。 
「やかましい! 殴っておいて何もしませんの一言で離すと思うか!」 
一喝してから周りを見ると、怒りで震えている奴1、当然Cです。 
とんでもない人を相手にしてしまったという顔をしている奴3、
突然起きた修羅場に驚いている奴6、その中で顔を見て驚いている奴4。 
一回目に殴られた時に眼帯が飛んだらしく、赤い左目を見て驚いていたようでした。 

さて、俺よりコニーなそいつを極めたまま、警察に電話。 
さっさとサイレンも鳴らさず来てくれました。 
そして工房十人警察署にお持ち帰り。 
そして事実関係発覚。 
Cは通っている学校ではやり手らしく、漫研の幹部であったが、先の「隊長」事件でその座を追われた。
その上、漫研の活動自体が停止させられる可能性が出てきたため、
それを阻止しようと漫研の部員達を引き連れて押し掛けてきたということだそうな。 
しかも事実と違うこと(私に呼び出された。一人は強姦されたが警察は取り合わなかった)を言っていたことも判明。 

Dさんと顔を見合わせて、首を振りつつ長いため息をついてしまいました。 
連れてこられた子達の中には嫌々ながら連れてこられた子もいて、
泣きながら取り調べを受ける子もいました。 
お約束で学校に報告すること、首謀者のCと殴った奴に関しては
警察署で一晩お泊まりいただくということで、さっさと帰ってきました。 
被害としては顔の擦り傷とブレザーに足跡が付いた程度で済みました。 

なんというか、春が来て厨が増えた上に、どうも今年の私には集厨効果といういらんアビリティが付いたようです。 
誰か引き取ってくれー。 

では、長文失礼しました。 

 

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