■同人合宿所ウォッチスレ■肉般若城@難民 【21】 
└一件一件ノック&ピンポンで「泊めて下さい」
611 名前:602 投稿日:02/03/06 22:49
私が住んでいるのは、総戸数十数戸の小さなマンションです。 
ある土曜日の夜、家に戻ろうとした私は、隣家のドアの前に
三人の女の子が佇んでいるのに気が付きました。 
三人とも、ごく普通の(と思われる)服装で、コニーでもなければガリでもありませんでした。 
しかし、廊下に置かれた彼女たちの鞄を跨がなければ家に帰れない私は、
階段を上がりきった場所で立ち止まりました。 
と、三人が私に気が付き、そのうちの一人が丁寧に話しかけてきました。 
「このマンションの方ですか?」
「えぇ。そうですが」 
「すみませんが、管理人さんの連絡先を教えていただけませんか?」 
「・・・・・・何故ですか?」 
彼女は、親戚を訪ねてきたのだが留守で困っている。時間も遅いので中に入って待ちたい。
と言うことを至極穏やかに私に語りました。 
しかし。 
「その家なら、一年近くずっと、空き家ですけど」 
私たちが越してくるのとほぼ入れ違いに隣家が引っ越して以来、何故かずーっと空き家なのです。管理人さん 
に何と言おうと、絶対に中に入れてもらえる訳はないと思われます。 
見ていると、彼女たちは三人でヒソヒソと相談を始めました。
と、おもむろに先ほどのお嬢さんがもう一度私の側に寄って来ました。 
「お願いがあるんです。今晩泊めていただけないでしょうか」 
「は?」 



彼女の説明では明日××でやる○○のオンリーに行かなくてはならないので、
どうしてもここに泊まりたいのだと言うことだったのですが、
○○というジャンル(orカプ)が欠片ほども分からなかった私は、
分かる単語に反応してしまいました。 
「へぇ。そんなとこでオンリーイベントやれるんだ」 
その瞬間、彼女たちの態度が豹変しました。 
「お姉さん、同人やってるんですね!」 
「△△って知ってますか?!」 
「ジャンルは」 
「サークル名は」 
三人が一斉に話しかけてくるので、ただでさえ分からない話が更に分かりませんでした。 
私がオフで同人をしていたのは7年以上も前の話で、今どんなジャンルが存在するのかなど知りません。 
あまりの変わりように呆然としてしまってしばらくの間聞いていたのですが、
マシンガントーク×3を聞いているうちにはっきりと分かったことが一つありました。 
『これは、いわゆる誤爆だ。そして、私が次のターゲットにされそうになっている』 
今まで好奇心で合宿所スレを覗いていたことを全住人に心の中で詫びつつ、過去の様々な記録と
アドバイスを思い出した私は、彼女たちに一言の断りも入れないまま、きびすを返して階段を駆け下りました。 
背後から追ってくる声と足音はしていましたが、公道に出たところでぱったりと止みました。 
私はそのまま駐車場に駆け込み、切ったばかりのエンジンをかけながら旦那に携帯をかけて、
迎えに行くからそのまま職場で待っていてくれと連絡しました。 
そして、同人の部分は伏せて旦那に事の次第を訴え、遭遇から三時間後にビクビクしながら帰宅したのですが、 
彼女たちの姿はありませんでした。 



2日後、ゴミ出しの際に立ち聞きした話では、彼女たちはあの後、
一件一件ノック&ピンポンで「泊めて下さい」と訴えたんだそうで、誰かが通報した様で
警察が来て連れていったとのことでした。 
それにしても、あの豹変っ振りは怖かった・・・・・・。 

と、ここまでが、書き込もうとして止めた部分の話です。 

先程、「△0×号室の○○です」と名乗られる方の来訪がありました。 
お恥ずかしい話ですが、近所付き合いをほとんどしていない私は
そのお名前に覚えはなかったのですが、同じフロアという事もあってドアを開けました。 
上品そうなその年輩の奥様の話の内容はこうです。 
最近このマンションで、女の子数名が片っ端からドアを叩く事件があった。
その時の女の子と思われる四人がこの前の日曜日の昼間に、同人活動をしている
〜〜な(私の容姿)女の人の家を教えて下さい、と、またしてもマンション中を回っていた。
今回は警察は来た様子は無い。私は答えなかったが、すぐにあなたのことだろうと思った。
理由は聞かなかったから知らないけど、気を付けた方がいいのではないか。 
聞いて青ざめる私に、奥様はトドメをかましてくれました。 
「ところで、同人活動って何なのかしら?」 
とっさに何も答えられず曖昧に首を傾げていると、奥様は「本当に気を付けてね」
という言葉を残して帰って行かれました。 

彼女たちは、私のところに押し掛けてきた訳じゃありません。 
コニーでもプチコニーでもありませんし、桃色家屋でもゴスロリでもなかったです。 
奇妙なメールを寄越してもいませんし、我が家のドアや窓ガラスに、かすり傷一つつけてません。 
それでも、彼女たちを恨みに思う私は、心が狭いんでしょうか? 
逃げたのが、そんなに恨めしかったのか、貴女達・・・・・・。 


356 名前:難民21-602 投稿日:02/03/11 17:00 ID:MjLL9ea6
難民の21-602として、先日難民で誤爆厨目撃談を聞いていただいた者です。 
今度は我が家に来た「らしい」のでこちらで報告させて下さい。 
またしても私、居なかったんですが。 

昨夜、同じフロアの一番奥の部屋の奥さんが家にいらっしゃいました。 
用件は昨日の昼間、我が家の前に佇んでいた女の子達のことについてでした。 
奥さんが買い物に出るときに居て、帰ってきても居るので、声をかけたんだそうです。 
すると彼女たちは「訪ねてきたが、留守な様で困っている」と言ったとのこと。 
そして「電話番号を知っていたら教えて下さい」と言ったらしいのですが、
その奥さんは知らなかったので教えてあげられなかった、ごめんなさいねとおっしゃるので、
ちょっとばかり血の気が引きました。 
知ってても、教えて欲しくないです。絶対に。 
私は全然知らない子達なんだと力説したのですが、奥さんは
「あら、ずっと前からの知り合いなんだって言ってたのに」と・・・・・・。 
最近の若い子の感覚では、三週間前はずっと前って事なんでしょうか? 
そしてこの奥さんも「『どうじんやってる』って、何をしてるの?」とお訊ねになり、
私は「いえ、私にも解りません」ときっぱり嘘を付いてしまいました。 

その奥さんが帰った後でウチの旦那が 
「同人って、アレだろ?格闘ゲームの格好した人が集まって踊るヤツ」 
というとんでもない解釈を聞かせてくれましたが、解らないと言ってしまった手前、
訂正できませんでした。旦那が外で恥をかかないことを祈るばかりです。 
それにしても彼女たちは、何をしに我が家に来たのでしょうか。 
このまま「同人」「同人」と騒がれているうちに、こっそりやってるサイトのことが旦那に 
バレルのが何より怖いです。 
奥さんが帰ってから慌ててドア、鍵穴、窓ガラス、郵便受け等、チェックしましたがどこにも 
何の異常も有りません。 
本当に私に用事があったんだったら、例え同人便箋に蛍光ペン書きでもいいから、
手紙を残していってくれれば良かったのに・・・・・・。 
また来る・・・・・・のかしら。鬱。 


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