家は宿でも合宿所でもねぇぞ!!! その23
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411 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。投稿日:2000/12/26(火) 00:16
皆さんに比べるとまったくどうってことない極小ネタですが、
このスレ見ていてふと思い出したので一つ。
ある年の夏コミ前日に、ネットで知り合った人2人を
「私の原稿を手伝う」という条件で泊めました。
仮にその二人をAさんとB(呼び捨て)とします。
二人ともチャットではよく話して、それなりに親しくはありました。
Aさんとは何度かオフで会っているのですが、Bとはこれが初対面でした。
さて、Bは女性ながらなかなか横に広い立派な体型で、雰囲気的にもちょろっと怪しげでしたが、
当時の私は「人は見かけで判断しちゃいけないよ☆」
なんてことを頑なに信じていたので、特に気にせず家まで連れて行きました。
会っていきなり「えー思っていたより美人じゃないー」
とかなんとなく失礼なことを言われたけれど、
そんなことも特に気にせずにね☆
(というか勝手に私のイメージは美化されていたらしい(笑))
ちなみに家は自宅なのですが、「家族への挨拶」程度はクリアしていたと思います。
さて、夜も深まり、原稿部屋は修羅場です。
(何せ明日売るピコ本の作業をしていましたから(^^;;)
・・・が、何故か高らかに響くいびきの音。
そうです、私とAさんが必死に原稿を描いている間、
Bは「一度も」「何も」手伝うことなく、勝手に畳の上に倒れていたのです。
でもまあ、やたらに寛容だった私は
「きっと長旅で疲れているんだろうな、明け方手伝ってもらおう」
なんて呑気に考えていました。
・・・ただ、お風呂に入ってから寝てくれた方がよかったかもしれない、
とじわじわと思い始めましたが(泣)
(なんとなく異臭が・・・)
原稿の作業も一段落し、Aさんにはお風呂に入って休んでもらいました。
そして私はそのまま徹夜で作業をし、荷造りをし、
やがて家を出なくてはいけない時間になったので二人を起こしました。
が。
二人とも全然起きてくれませんでした(泣)
Aさんは遅くまで手伝ってくれて疲れているのだろうけれど、
Bは何時間眠っているのでしょうか・・・
とにかく、サークル入場ですので、遅れるわけにはいきません。
仕方ないので二人の分のサークルチケットを置いて
自分だけさっさと会場へ向かいました。
その間、家でごたごたが起きるとは予想せず・・・
ちょっともう当時の正確な記憶はないのですが、
なんだかんだでAさんもBも会場に到着しました。
そして無事コミケも終わり、家に帰ることに。
Aさんは今日は他の人のお世話になることが決まっていたので別れましたが、
Bは・・・あれ?何故かずっと着いてきます。
と、携帯に親から電話が。
「ちょっと、ちょっと、朝大変だったのよ!!!」
そりゃまあ、二人を残して勝手に出ていってしまったから
親には迷惑をかけてしまっただろうな、などと反省していると、
「・・・ねえ、Aさんはいいけれど、Bが今日も泊まりたいって言っても、絶対連れてきちゃ駄目よ!!!」
とすごい剣幕で言われました。
以下、親から聞いたその朝の出来事です。
*Aさんはそこそこ早く起き、寝坊したことなど謝罪しながら家を出た
*Bはずっとずっと眠り続けていたので、ある程度の時間になったら親が叩き起こした
*するといきなり「お金がないのでお金を貸してください」と言い出した。
*親は直感的に(?)Bがやばそうなことを見抜き、お金を貸すのをきっぱり断った。
*その間Bとかなり揉めたらしい。(うお〜んと泣いたかどうかは知りませんが)
*ようやくBも折れ、しぶしぶ会場に向かうことに。
*せめてお風呂には入っていくように言ったが、こちらは全く受け入れてくれなかったらしい。
このようなことがあり、親はBを不審人物と見なし、家に連れて来るな・・と言ったのですが。
ああ、もう最寄りの駅までついてきちゃったよ!!!という状況。
そして・・・親の予想通りの事態に。
「私、今日泊まるところ無いの」
「お財布落としちゃったの、どうしよう〜」
どうしようー、って言いたいのはこっちです。
はっきりいって私はかなり気が弱くお人好しだった(過去形)なので、
このまま見捨てるわけにはいかない!!と思ってしまいましたが。
幸いなことに親に逆らえない性格でもあったので(苦笑)
「お財布落としたならとりあえずK冊へ行こう」と引っ張っていきました。
そしてK冊巻に
「お金が無くて泊まるところがないらしいけれど、そんなに親しいわけではないから
家に泊めることはできない、なんとかしてくれ」
みたいなことを言って押しつけてとっとと家に帰ってしまいました。
薄情だったでしょうか・・・
その後私は深く罪悪感を感じ、責められることを恐れ、
ネットにしばらく繋げず、
携帯の電源も一ヶ月の間切りっぱなしにしていました。
その後Bがどうなったか、というのはわかりません。
事件とは無関係なその時の他のネット仲間とも縁を切ってしまったもので・・・
(Bみたいな人がいて嫌だ、という理由ではなく、
自分が酷いことをしてしまったから申し訳なくて居られない、という理由で)
今思うと、Bは厨房だったのですね。
このスレを見て少しすっきりしました。
当時、「こんな酷いことをさせるなんて」と親を少し恨みましたが、
今では適切な指導に感謝しています。
私のしたことは、罪ではなかった・・・のですね?
以上、本当に小ネタでした。
487 名前:411投稿日:2000/12/26(火) 01:58
411です。
>>416さん
「盗み」に関してですが、特に何もなかったと思います。
ここのスレ読んでかなりひやっとしましたが・・・
まあ、家の場所を知られ、かつ最寄り駅まで来てしまっている状況で、
(家は駅から近く一度で覚えられてしまう可能性大です)
本当に凄い厨房だったらK冊に適当なことを言って舞い戻って来て
家の前でうお〜んうお〜んとやってくれたかもしれませんが、
どうもそこまでの人ではなかったようで・・・良かったです。
>>417さん
本当に、うちの親がそういうことに敏感で良かったです。
確かに、人によっては「娘の友達だから」で信用してしまうこともあるかもしれませんね。
>>430さん
実は私も親友だと思って居た人が厨で親ともめたことがあります・・・
悪いことに親だけにとどまらず酷いことになってしまいましたが。
(どうも一時期厨にひっかかりまくっていたようです(苦笑))
同人とは関係ないのでここには書きませんが、
色々な意味で人間不信に陥りました。ええ。
ちなみにさっきは書きませんでしたが、
女の子のくせに異臭がするBに、嫌々ながらコス衣装も貸しちゃいました。
当然サイズが全然合わず、入りませんでしたが(泣笑)
(私自身レイヤーではないのですが、知人からいただいた衣装がありました)
つくづく厨につけ込まれやすい体質なのかもしれません。反省。