本家86-59
59さんのケース……
「Rさんは、優しい人だし、困ってると思って手伝いに来たのに!!」

59 :名無しさん@どーでもいいことだが。 :02/11/06 20:32 ID:rt8bI33b
ちょっとお話して良いでしょうか?

61 :59 :02/11/06 20:46 ID:rt8bI33b
それでは、初めまして・・・ちょっとお話したい事があったので・・・
私は、ごく小さなサークルを相方Nと他数名と一緒に運営しています。
別名同居人・Nは私の一つ下で、高校三年生です。
しかし、148cmに30kと小柄な身体をしていて、
顔も童顔のためか、小学生だと間違われます。小柄な上に病弱です(涙)
他にも色々と不幸な彼女は、細々とサイトの運営をしていました。彼女なりの
小説と絵(非同人)を飾ったサイトでした。
これは、そのサイトを運営していた事と、偶に彼女が出しているコピー本が
災いしたかもしれないお話です。

半同居人其の壱・Hさんと其の弐・Tさんは、マンションの両隣の大学生
ひょんなことから仲良くなり、協力し合って暮らしている現状です。
っていうか居るのが当たり前のようで、最早家族のような存在です。
二人とも何か「リポビタンのコマーシャル」に出てそうな体育会系です。

私は・・・と言うと、専門学校生で170ある女です。
よく今話題の半島の北の人に間違われます。

・・・今年の夏のことです。
夏と言えば、同人者の戦〜夏の陣〜がありますね。
私達も四人、一般参加で行く事にしてました。
私は5回目ですが、後の3人は初参加です。
で、ヒマだったので、新刊のための原稿とかやっていました。
男性陣にスクリーントーン貼ってもらったり。

Nは、夏コミのコスプレ衣装を作っていました。
今回は某麺物の具のキャラのコスを彼女はしようとしていました。
どうやらお互い仲が良いHさんとコスをする約束をしていたみたいですので、
いつも以上に頑張っていました。

作業を始めたのは昼でしたが、気がつくと時計は23時を指していました。
「一息入れようか、新発売の買っといたから試食しよう」
と言って、お菓子とジュースを取りにNはキッチンの方に歩いていきます。
そしてすぐ戻ってきました。
「どうした?」
とHさん。
「・・・なんか居る・・・」
暗い所と人の話し声(誰が話しているか不明のもの等)を極度に怖がるNは
ビクビクしながらソファーに座りこみました。
「は?誰かって??」
三人揃って首を傾げました。
「わかんない・・・」
と、次の瞬間・・・

「Rさーぁぁぁぁん!!」(R=Nのペンネーム)
アニ声が二合唱。
夜中に響くアニ声・・・ちょっと・・・いや、かなり不気味・・・
「呼ばれてるよ・・・N」
「この時間に誰だろう・・・」
Tさんは立ち上がると、玄関へ歩いていきました。

「はーい・・・」

ガチャ・・・
いや・・・開けないでってば。
「Rさーん!!」
ドスドスと上がりこむ音。
やっぱり二人でした。
「オイ!!」
途中で足音が止まります。
どうやら、廊下の途中でTさんに止められたみたいです。

Hさんと私が其処に行くと、巨コニーが二頭。
青学庭球ジャージ、頭はガビガビで白い塊が沢山、垢だらけ・・・
Tさんに取り押さえられていました。
「どなたでしょう?」
私は冷静な声で聞いてみました。
「B!!」
「Eです!!」
二人は叫び声を響かせます。
「N〜、知ってる〜?」
リビングの方に声をかけると、Nがヒョイッと顔を出し首を立てに1回降りました。

「サイトの人・・・何回か書き、込み・・・して、くれた人」
震えて上手く喋れない声出で説明するN。
そりゃそうだ、行き成り知らない奴が乗りこんできたら誰だってビビります。
それに、Nは怖がりですから・・・。
「でも、それ以外知らない」
泣きそうです。
そっとHさんがNを前に隠すように立ちました。もしもの為です。

「えー!!ウソだー!!」
「Rさんは、優しい人だし、困ってると思って手伝いに来たのに!!」

わめく二人。
しばらく、Tさんと私が、話しを聞いていて解ったことは、

1.夏コミ四日前に上京したけど行く宛てない。二人とも30歳過ぎ。
2.なんとなく鞄の中にあったNのコピー本の奥付を頼りに来た
3.BBSでの受け答えも優しかったから、Rさんなら泊めてくれるよねv
4.よーし!だったら夏コミに出るはずだから困ってるだろう!手伝ってあげよう!!
5.ついでに絵とか貰ったり、もっと親密になろう!!

ということでした。
首根っこを掴んでいた、Tさんの手から離れて、Nに向かって
推定100`×2が物凄い音を立てて突進。
それを防ごうと私は必死で二人の足を掴みました。
「K(私)!!それは俺に任せといて電話だ電話!!ポリに電話だ!!」
Tさん必死でまた青学ジャージの首根っこを掴んでふんばってます。
ケータイで電話をかけると、すぐに来てくれるそうです。

それからポリ来るまで、壮絶でした。
Tさんを振り切って、Hさんと対決。
隙間を掻い潜って伸びてくる太い腕とけたたましい声にパニック状態(?)に陥ってしまうN。
ただ首を横に振り続けるだけです。
奴等がNに近づいたら何するか解りません。
3人必死でした。
約10分がとても長く感じました。

やっとポリの方々が、我が家までやってきました。
例の如く、「友達なんです!!」「約束したんです!!」と騒ぐ彼女等を、
警察の方々は「はいはい」と言いながら連れていきます。慣れてるのでしょうか。
参考人みたいなので、私は署まで行きました。

彼女等はなに言われても喚くだけでした。
結局留置所でお泊りとなり、「なにかあったらいつでも行きます」と
ポリの方に約束され家に帰りました。
家に帰ると、Nは薬を飲んでHさんの膝に頭を乗せて寝てました。

それから数日。
夏コミにて彼女等を発見しまた。
うちに突入した時から着替えしてないらしく、かなり汚かったです。
それを見つけたNはHさんの後ろでずっとオドオドしてましたよ。(汗

その後、彼女はサイトも閉鎖、コピー本も発行しなくなりました。
サークルで出す本にチョコチョコッと書く程度です。
コスプレをしつつ、楽しんでます。Hさんと一緒に。
たった約20分間の出来事でしたが、怖かったですよ・・・。
今まで被害に会われた方よりマシな方なんだと思います。
これからも、気をつけなければならないと実感しましたね。
でも、今ではNの側にはいつでもHさんが居るようになり、N的には
だいぶ落ち着いてるみたいですが・・・(ニガワラ

ホント、些細な事でゴメンナサイ・・・。


終。





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