家は宿でも合宿所でもねぇぞ!!! その69 
└Yが気を失っている間にYのショーツを「脱がして」持って行...
737 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:2002/05/15(水) 05:20 ID:Q189zPqM
以前友人宅が襲撃されて完全敗北してしまった話なのですが
報告しても宜しいでしょうか?


740 名前:737 ◆iA8e/cjc 投稿日:2002/05/15(水) 05:28 ID:Q189zPqM
(1/5〜5/5)
今年の2月に友人宅が襲撃されました。書き込みについては友人に許可を得ています。
当時このスレを知らなかったことが悔やまれる一件です。

友人(以降Yとします)は帝都とは名ばかりのへんぴな場所(ごめんY)に一人暮らしの社会人、
ここ数年サークル活動を休止しており、去年復帰したばかりの絵描きです。
さーてこれからちまちま頑張って行こかーという矢先に事件は起きました。
Yは2月いっぱいで実家に帰る事になっていた為、一人暮らし最後の羽伸ばしとばかりに
土日にお泊まり会兼修羅場をしようということでお呼ばれして3月の豚春祭り用の
原稿をマターリとしておりました。

土曜の深夜10時を回った頃でしょうか、『ピンポーン』とチャイムが鳴らされました。
こんな時刻に誰だろうと不審に思いながらYが扉のスコープを覗くと、そこにはやや
地味なオタっぽい服装。見た目10代後半くらいのプチコニー(女)が1人立っていたそうです。
扉越しにYが「どちらさまですか?こんな時間になんの用ですか」と尋ねると。
プチコニーは高揚した声でマシンガントークを始めました。彼女の言い分を要約すると、
「去年のオンリーであなたの本を買った。とても感動したのでぜひ直接会ってお話したかった。」とのこと

6畳一間のアパートの上、声がかなり大きかったことで居間にいた私にも会話が丸聞こえです。
Yはこんな時間に玄関先で騒がれるのも困るし相手は若い女性ひとりということもあり、
うかつにも扉を開けてしまったそうです。これが間違いでした。
『ドターン』
扉が開く音の直後、何かが派手に倒れる音が響き渡りました。
私は何事かと居間と玄関を仕切るアコーディオンカーテンを開けると、そこには巨大な赤い塊に
押し潰されて呆然としているYの姿。どうやら混乱して声も出ない様子。
そして玄関の中に侵入しようとしているプチコニー。
良く見るとYに乗っかっている物体はどうやらYのジャンルのコスをしたコニー(女)。
しかしその姿はどう見ても赤い達磨にしか見えませんでした。
つーか貴方その格好でここまで来たんですか?
後から察するに赤達磨の方はドアスコープの死角に隠れていたのでしょうか?

「ちょっとあんた何してるのよ!Yから離れなさい!」
あまりの非現実的な光景に一瞬頭の中が真っ白になりましたが、なんとか我に返り、
赤達磨につかみかかりYから引き剥がそうとしました。

すると赤達磨はもがくYをさらにきつく締め上げながら叫びます。
「誰だお前!何で俺の◯◯(YのPN)の部屋にいるんだ?俺は◯◯とは前世から結ばれる
 運命だったんだ!さてはお前◯◯の力を利用して権力の座を手に入れる為に近付いてきたな?
 この寄生虫め!」
なんとか聞き取った内容はこんな感じでした。
その後、体にものすごい衝撃を受け、後頭部に鈍い音を聞いたあとは覚えていません。
どうやらプチコニーの方にタックルを受けて柱に後頭部をぶつけて気を失ったようです。
意識を取り戻したのは明け方6時くらいだったと思います。
目の前には気を失ったYが倒れていました。とりあえずYを引きずって布団に寝かせた後、
ふとテーブルの上に目をやると・・・ない!原稿がない!写植もほぼ貼り終わって
あとは簡単な編集作業を残すのみだった原稿がそっくりない!

目を覚ましたYはしばらくパニック状態でしたが、暖かいココアを飲ませて落ち着かせ、
あの後どうなったのかそれとなく聞いてみました。
私が気を失った後、赤達磨に電波じみた訳の分からない事をまくしたてられ、油っぽい顔で
頬ずりされたあたりで意識を失なったそうです。

被害は原稿、トーン、資料用のモデルガン2丁、私の頭のコブ。
不幸中の幸いと言うかなんというか、Yは前述のとおり2月いっぱいで部屋を引き払うことに
なっていた為、部屋の中のものはほとんど運び出し終わっており、あるものといえば折り畳み
テーブルと布団ひと組、段ボール2つに収まる程度の僅かな生活用品、画材、資料程度しかなく、
取られるもの自体がほとんどなかったということです。
そして最後にトドメともいうべきオチがありました。Yがしばらくして何か違和感を感じたらしく
トイレに入って行きました。トイレから出てきたときのYの表情はかなりひきつっており、
そして言いにくそうにもごもごと、
「ない・・・」
「え?」
「ないんだよ・・・」
「だから何が?」
「・・・ぱんつ・・・」
「ハァ!?」
つまりやつらはYが気を失っている間にYのショーツを「脱がして」持って行...あああああ。
この後速攻で部屋の荷物を車に詰め込み、逃げるようにアパートを飛び出したのは言うまでも
ありません。
もともとこの修羅場が終わったら簡単な部屋の掃除をして大屋さんに鍵を返し、残りの荷物を
私の車で彼女の実家まで搬送という計画だったため逃走(?)はスムーズでした。

以下車で移動中の会話です。
Y「ねえ、『夜中にいきなり知らない女2人が部屋に押し入ってホモエロ原稿とパンツ盗んで行った』
  って話誰かにしたとして信じてもらえると思う?」
私「難しいと思うなあ・・・」

まるでトワイライトゾーンにでも首を突っ込んだような出来事で悪い夢でもみたんじゃなかろうか
としかコメントできない体験でした。

Yはこの事件がかなりこたえたらしく、せっかく春や超にスペースとったけれど
奴等に遭遇するのが恐ろしいので参加は断念するとのこと。
そしてしばらく同人活動そのものを休むそうです。
Yの漫画好きだったのに・・・友人としても一読者としてもくやしいことこの上ないです。
そして最後の謎といえば、Yの出した本にはフリーメアドしか載せていなかったのに
なぜ住所がわかったのかということです。

長文おつき合いありがとうございました。


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