580 名前：名無しさん＠どーでもいいことだが。 投稿日：02/03/26 02:08 ID:YLpFsfx+
連続で申し訳ありませんが、押しかけから解決までをアップして
大丈夫ですか？かなり長くなりますが。


593 名前：遅くなりました　580です投稿日：02/03/26 02:27 ID:YLpFsfx+
我が家は故あって勤め人の私・二桁歳の離れたリア工の弟との二人暮しで、
姉弟共に同人活動をしています。ジャンル違いなのですが、弟一人にさせるには
少々心もとないので、弟のジャンルでスペースを取り、そこで一緒に本を出しています。

先週金曜の夜。仕事が多くいつもより遅くに会社から出て、家に『帰るコール』を
すると、いつもは出る筈の電話が、延々と呼び出し音のまま。
しかし、寝ているか風呂にでも入ってるかしているのだろうと何の不安も無く帰宅しました。
鍵を開け家に入ると、居間には電気が点いてるものの無人の様子。
ふと足元を見ると、そこには私の持っていない編み上げのブーツが。
「ははーんなるほど、アイツもそんなお年頃になったのね」とニヤニヤしつつ、
時刻は午後１０時前。家族に断りも無く人を家に上げて良い時間でも
ありませんし、相手が同年代の女の子であれば親御さんも心配なさって
いるでしょう。大人として若い二人に非常に心苦しいが、一言言ってやらねばと
思いながら靴を脱いでいると、聞き取れない程度の会話が、突如
「ねーーーーーーちゃーーーーーん」という、ふり絞ったような弟の声と、
「ひどい！私の言ってる事が嘘だとでも言うの？！」という金切り声に変化。
それと、物が落ちるような音の後に人がどたばたするような音。
なんだなんだ？！痴話喧嘩の仲裁に彼氏の姉が入んなきゃいけないのか？！
と思いつつも何だかのっぴきならない事態のようなので階段を駆け上がり、
弟の部屋のドアを開けました。
ドアを開けると、弟の胸で女性が号泣していました。というか、年の頃２０代前半、
メイド姿・眼鏡・長い黒髪で少々体格の良い娘さんが、うお〜ん泣きしながら弟を
締め上げていました。そしてどうやら、机の上の物を落としたか投げたかしたようで、
部屋にはコピックなどのペン･紙・資料が散乱しており、普段から男らしく荒れてる部屋が、
更に酷い騒ぎになっていました。
「どーしたのよ、一体？」と言うと
「なぁ姉ちゃん、この人知ってる？」と、心底辛そうに弟。すると娘さんが
「知ってますよね？お姉様と私、友達ですもんね？」と、懇願するような顔で言います。
弟は余りそういう事を気にしないタイプですが、私は記憶力はそこそこ良い方なので、
訊かれて誰だかはすぐ解りました。そして、ここのスレの事を思い出し、この状況が
押し掛けであることをやっと把握しました。
「うん、知ってる。ウチのサークルに本買いに来る人。友達じゃないけど」
そう言うと、娘さんは目をクワッと見開いて
「ひどい！お姉様まで！あんなに色々話をしたじゃないですか！
　それで友達じゃなきゃなんなんですか！」
と、またうわんうわんと泣き出してしまいました。別に話してた訳じゃないです、
弟が描いたから知らんて再三言ってたにも関わらず、キャラ萌え・カプ話を一方的に
していただけだったです。とある小説の分析･解析をしている私の本でも同じ事を
しましたから、どうやら全ての創作物をそういう目で見る人なんだなぁと、
鬱陶しいと思っていた相手でした。

彼女、ずっと泣いてるんですが、弟から引っ付いて離れません。
弟が息をするのさえも苦痛そうな状態だったので、
「あのさ、そういう話は後でするとして、とりあえず弟から離れてくんない？
　コイツすげー苦しそうなんだけど」と、言うと、凄くむくれたような顔になった後
「○○くん（弟のペンネーム）が好きなコスして来たのにウザがられるし！
　もう最低！アンタ達なんてだいっ嫌い！アタシもう帰る！」
と叫んで弟を突き飛ばしてガバッと立ち上がりました。弟は壁にしこたま頭をぶつけた
のと、突き飛ばされたのが胸だったのとで、げほげほむせながらうめきました。

身内、しかも保護者として可愛がっている弟にそんな仕打ちをされた事で、怒りが沸騰しました。
「ちょっと待て！これだけ騒ぎ起こしといてそれか？！今警察呼ぶからまだ待っとれや！！」
と叫ぶと、逆効果でした。物凄い勢いで逃げ出しました。
しかし彼女が（普通の家にしてはかなり急な）階段で減速したのが幸いとなり、
２人で玄関で飛び掛り、私が彼女を羽交い絞めにして下に押しつぶす形にしたところで、
弟に「警察呼んで！」と
叫びました。弟は頷くと、居間の窓から外に飛び出してゆきました。
もがいたり離れたり取っ組み合いになったりを暫くしていると、玄関のドアが開き、
警官の方が２人と、弟が駆け込んできました。「お姉さんはどちらですか？！」と、
団子状態になっている私達に訊くので、「私です！」と叫ぶと、･･････ハモりました。
「姉はこっちです」と弟が言ってくれたので事無きを得ましたが。彼女が警官の方に
取り押さえられた後、詳しい話を聞きたいということで、我々は交番まで出向きました。


弟と彼女の話を繋ぎ合わせて、やっと事の次第が明らかになりました
（弟が後で話してくれたことも含みますが）
まず彼女曰く。数年前、イベント会場で弟の外見に萌え萌えになり、追っかけの如く
我々が出るイベントに来ては顔を合わせているうちに、段々それだけでは
足りなくなってきたらしく、そして、去年の冬コミで弟は、周囲から似ていると言われまくっていた
『はりぃぽったぁ（映画版）』のコスでスペースに居たのですが、
それを見たはりぃ好きな彼女は「これは運命より他に無い！」と思い、絶対弟を
自分のものにしたいと思ったと。
そして、奥付とイベントでの会話で得た、姉と弟の２人住まい･姉は会社勤めという情報から、
行く日取りは学校が長期休みで勤め人は忙しい３月下旬、
「作品のファンです」「貴方に一目惚れしました」では気味悪がって開けてくれないだろうから、
“もう少し長い時間一緒に居たいと思ったけど我慢して”会社員が帰宅しそうな時間（午後５時前）に、
「姉の友達で家で待ってろと言われた」と弟に告げ、入れてもらったそうです。
私には、「友達だから事後承諾でも、ちょっとしたびっくりや嘘でも許してくれるだろう」と
思っていたらしいです。だから友達じゃないってば。
ちなみにメイドっぽい格好は、弟が本のフリートークで『××（とあるゲームのキャラ）萌え〜』
と言ってたからだとか。
次に弟の話によると、「お姉さんの友達で会いに来た。家で待っててと言われた」
と言われたので居間に通すと、お茶を出そうとして台所に行こうとしても、
ちょっと不審に思って家電から私の携帯に連絡しようとしても、
どこまでも至近距離で付いて来て、一挙一動覗き込まれるようにされたらしいです。

弟もこりゃまずいと気付き、トイレに行くと偽って自分の部屋の携帯を取りに行ったらば
自室に入り込まれ、「べっとりくっつく」か「扉を背にして動かない」状態で同人誌を
読み漁りつつ一方的な話をされ、トイレに行く時も扉の前で張り込まれてしまったそうです。
我が家のトイレは電波が入らないので、中から電話をすることも不可能でした。
そして、私が帰宅してきた際に、
「これから姉に確認してもらって、知らないようだったら即刻帰ってもらう！」と
言った後に、あのような騒ぎになったと。
ちなみにこれら一連の行動を、彼女は「弟が大好きだから故にしたこと」で、
「迷惑をかけたしすまないとは思っているが、だって好きなんだからしょうがなかった」
と言ってました。
警官の方も、弟が話をしていると、「だってそれは〜なんだもん」「でもそれは〜」と
口を挟んで来るので調書を取るのが遅々として進まず、段々苛々してくるのが解りました。
そして耐えるに耐えかねたのか、
「貴方ねぇ、自分のしたことの重大さ解ってるの？コレは立派な犯罪なんだよ。彼らが
　もしそうしたいって言えば貴方は裁かれるんだよ。例え理由や理屈が自分の中で
　通っていて、相手が悪いと思ってたとしても、やったことは凄く酷いことなんだよ」
と、強い口調で仰ると、ふくれっ面をして黙りこくりました。
彼女は２３歳の無職で両親と同居だそうで、親に引き取られることとなりました。
詳しいことはまた警察から連絡するので、今日のところはゆっくり休んで下さいと言われ
帰途に就きました。

翌日（土曜）、姉弟ともども病院で精密検査を受けたのですが、私が細かい痣や傷、
弟は頭にコブと胸に軽い打ち身がある他はオールグリーンだそうです。
それだけでもホッとしました。午後に警察から連絡があり、彼女の両親が
直ぐにでもお詫びに行きたいと言っているとの事。
それならなるべく早い方がいいと、日曜のの午後に家では無い所で会うことに。
彼女の両親は菓子折りと一緒に、
「自分たちが甘やかして育てたせいで、成人しても我が侭で自分の思い通りなると思い込み、
　ならないと暴走してしまう娘になってしまった。
　貴方達には、詫びても詫びきれない程の迷惑と被害を与えてしまって本当に申し訳ない。
　具体的な謝罪は幾らでも厭わない」と丁寧に謝罪しました。
本人は相変わらずふくれっ面でした。コイツ反省してねぇ･･････と思い
「親御さんは私達に何もしていないし、罪はありません。例え育て方を間違ってたとしても、
　彼女はもう成人していますし、監督不行とも思いません。ただ、もしそう思うなら、
　これを機に彼女が自分のした事の大きさを認識して心から私達に詫びるよう促して頂きたい。
　医療費や慰謝料などをもし払う気があるなら、彼女の収入からであることを希望する」と言いました。
具体的なことはまだ決まってませんが、どうやら私の意向に沿う形で話が進む模様です。

その帰りがけ、弟に「これで女性恐怖症になるなよ」と冗談めかして言ったらば、
「姉ちゃん見てたからそれは大丈夫」と返されました。その言葉で凄く救われた気がします。


619 名前：580 投稿日：02/03/26 05:24 ID:YLpFsfx+
>601 弟さん、そんなにｶｺ(・∀・)ｲｲのか…。
弟は、どっちかと言うと可愛い･･･系に入ると思います。 
丸顔･丸眼鏡・気弱そうな顔です。華奢でタッパも160cmで止まって 
しまったので余り工房には見られません。良く「かわいい〜」と 
イベントで言われますが、日常的に脇やスネやヒゲを見ている自分に 
とっては「現実は厳しいぞ」とか思っています。 

605>　（「私です」とハモったことに対して）本当に厨の思考回路は分からん。 
多分、我々が余り姉弟に見えないという視覚効果を狙ったのかも 
しれませんね。かなり年齢離れてますし、顔はそっくりなんですが 
私の方が背が高くてゴツい体型をしているので。 

607>個人的には裁判で捌かれてほしい。 
金銭的に余裕はありませんし、幸い大した怪我や被害も無く済んだので
示談でいいと思ってます。ただ、法の強制力無く、念書などだけで
果たしてちゃんとソレを実行して頂けるのか、それがネックですね。 
訴訟沙汰はちょっとしたことで巻き込まれたことがあるのですが、
事が起こった時と同じ、それ以上に精神的に磨耗したので勘弁願いたいなぁ 
と言う本音もあったり（苦笑。
アレはボロボロになってでも勝ち取りたい何かが無い限り、やらない方が良いような気がします。
　
　
813 名前：580(1/2〜2/2) 投稿日：02/03/27 00:42 ID:TArh/ymT
どうも、昨日はお世話になりました。580です。
先程、凄く嫌な報告を受けたのでここに書かせて頂きます。
　
いつもの如く、普通の家族より遅めの夕飯を食べていました。
季節はずれの鍋を二人ではふはふと食んでいると、弟が
「この前のあの人さ。イベントとかで赤毛のアンみたいな服着て、何年か前の
　髪型はこーいう感じ（ジェスチャー）だった？」
と訊いてきました。
確かにジェスチャーでしか示せないような髪型だった時期もありましたし、
彼女はいつも桃屋系の服（詳しくないんです、すみません）を一枚で着ていました。
当時は、この前来た時のように化粧も眼鏡もしてなかったので、大分印象は違いましたが。
「あぁ、そんな感じの時もあった」と言うと、弟はそのまま黙って鍋をつつき続けます。
言いたいことがあるけど、どう切り出したらいいのか解らない、といった感じです。
鍋がぐつぐつ言う音だけがする時間が暫くあり、沈黙を保つのが苦手な私は
「どうしたんよ、何か他にもあったん？気になるから聞きたい」
と言うと、また沈黙。いい加減鍋も煮詰まっているし、もう食欲も無くなっていたので、
コンロを消しました。
「あのさ」
弟が意を決したように言いました。「中学の時、変なことされた」
今度はこちらが沈黙する番でした。何を言っていいのか解りません。
その後、やっとの思いで、「どうやってだよ･･････」と頓珍漢な質問を搾り出しました。
それから、双方物凄く重い口で話したことを簡単に説明しますと、
私が買い物に出かけ、弟が店番をしている最中にやって来て、やめてと言ったにも
関わらずスペース内に上がりこみ、詳細は略しますが、まるで犬や猫にでもする
ような事をして、するだけした後満足げに帰っていったそうです。
弟は周囲の目や私に対して迷惑がかかると思い、抵抗ができなかったとか。
話し終わった後
「なんで今まで言わなかったの？」と訊くと、
「姉ちゃんがイベント行くなとか、行かないとか言いそうだったし。相手を見つけて
　ボコボコにしてやるとか、ぶちきれそうだったから」だそうです。
「嫌だったけどトラウマとかになってないし、女性恐怖症でもないよ」
と本人は言うし、女友達もいるので、後遺症の心配は無いみたいですが。
彼女に法の裁きより私刑を加えたい気分でいっぱいです。
とにかく今望むことは、彼女に今後一切我々に近づいて欲しくないことと、
弟にこれらを払拭させるくらい素敵な女性と巡り遭って欲しい事です。
なお、夕食の描写を細かくしているのは、そうしないと変に生々しくなってしまいそうだったからで。
無駄に長くなってしまって申し訳ありません。


-ｦﾁｽﾚ32にて-
189 名前：名無し草 投稿日：02/03/27 23:23
毎日書き込んでスミマセン。どこに書いていいのやら解らない、
今回の件と関連しているようなしていないような、しかし
ココに書くのもスレ違い。というような話題もココでは承って
頂けますか？


191 名前：はりぃ姉（本家55-580) 投稿日：02/03/27 23:24
あ、スミマセン、新しいクッキにしたので
名無しに戻ってしまいましたが、>189は
セクハラメイド厨に押しかけられた者です

弟がメイド厨（皆様そう仰っているので）にされたことは、
大体ココの前スレに書かれていたような事です。自分の想像を
上回るような凄いのもあって少々驚きましたが、
そこまで酷いコトではないです。
一緒にイベントを出てると、今でこそ弟も成長しましたから
少なくなりましたが、中学くらいまでは小さい男の子だからでしょうか、
頭を撫でるくらいなら私も微笑ましいですが、「かわいー！」とすれ違い様に
叫んだり、頬擦り・抱きしめ・撫で回しをして来る方は
（さすがに度を越すとやんわり注意致しましたが）かなりいたんですよね。
コスしていると特に。
さすがに男性は私が知る限り記憶にないですが。
もしかすると彼女も、その延長線上みたいな感じだったのかもなぁ、と。

そういう事態が頻発していたのはもう過去の事ですが、もしかすると
弟と同じような目に遭っている小･中･高校生の同人やっている子って
沢山いるのかもしれませんね。余り想像通りであって欲しくありませんが。
メイド厨の被害者が他にも居たらたまりませんから･･････。


548 名前：はりぃ姉（本家55-580) 投稿日：02/03/28 03:30
スミマセン、毎度毎度。愚痴らせてください。 
延々家電鳴ってます。通話履歴は匿名で。 
自分の仕事の都合上、電話切ることも無音にすることも 
出来ないし。留守電に吹き込まれる声だけじゃ自分起きないですし･･･。 

週末具体的な話し合いをしますし、厨は２４時間体制で見張られ 
ているらしいので、再来の心配は余り無いですが、コレは･･････ 
眠れない。仕事で叩き起こされるより辛い。 


551 名前：はりぃ姉（本家55-580) 投稿日：02/03/28 03:41
>549 24時間体勢なのにナゼ電話が？
間違い電話やイタ電かもしれないですね。神経過敏に 
なってるかもしれないです。 
今週は家電切ってすごすことにします。 
自分の部屋に携帯の電波が届かない為、急な仕事は家電に 
かけてもらうことにしているのですが、今夜から暫く 
居間に布団敷いて寝ることにします。 

早いところ示談の内容詰めて、週末に解決としたいです。 


-本家58にて-
24 名前：はりぃの姉 ◆kT5QAjZE 投稿日：02/03/31 00:26 ID:hYtsi1jT
報告させてください。 
終わりました。 
というか、これで終わりにさせて下さい、頼みます本当に 
という感じです。 

これから詳しい事を書き始めますが、疲れているのと酔いが覚めていない 
のとで、今晩中にアップできなかったらすみません。 
とにかく、開放感から書き込みをさせて頂きました。 

一言感想。「妄想って凄いわ･･････」


249 名前：はりぃ姉(55-580)1/6 ◆kT5QAjZE 投稿日：02/03/31 03:43 ID:hYtsi1jT
まず、先週お詫びに来た時点で示談で、という方向で話が付いたのですが、
実は私、示談がどういうものか解っていませんでした。弟が起こしたトラブル
（喧嘩･物の貸し借り・ゲームソフトを壊した何だなど）で相手方の親御さんと
話し合いをしたことはあるのですが。そこで、保険屋をやっている友人に訊くと、
「普通に話し合うだけでも問題ないと思うけど、もし不安なら、示談書作って、
双方の捺印をして、一緒に役所行って公正証書もらいな」と言われました。
何か他にもあったら何時でも連絡して下さい、と厨父の連絡先を貰っていたので、
「示談書を作って役所に提出をして宜しいか？」と伺うと、問題ないとのこと。
その時に彼女は２４時間体制で見張っているというので、少し安心しました。
また、弟に対するセクハラが露見した際に電話をし、
「弟が過去、娘さんのセクハラまがいの行為で非常に気分を害した事がある。
　それも今回の件に絡めても構わないか？」と訊くと、構わないと言って頂けました
（暫く無言になった後、震える声で「何て事を」、が第一声でした）。
そのまた次の日、匿名の電話が延々
（何時間でしょう？ルーターで通話履歴を見たらば午前３〜７時くらいまでありました）来た時に、
娘さんではないかということと、具体的な監視内容を訊いてみました。
どうやら彼女、風呂とトイレ以外は自室に監禁状態で
父･母･兄･に交替で見張られており、その夜はお母様が晩をしていたそうです。
彼女が床に入ったのを見て、緊張が緩んだのかお母様がついうっかり眠ってしまった時に、
服に入っていた携帯でやったようだ（我が家は電話帳に番号登録してある）、とのこと。
ここまで来ると、こちらも彼女に対して開いた口が塞がらないというか何と言うか。


そして約束の今日。待ち合わせ場所は都内の名のあるホテルでした。
普段着慣れないスーツ、し慣れないバリバリのお化粧で出向きました。
ここでまた彼女と両親と会いました。相変わらずご両親は上品で丁寧なのに対し、
本人は不機嫌そうな顔でこちらを伺いつつ、目を合わすと逸らします。何だか嫌な感じです。
人目もあるでしょうしこちらでなら大丈夫でしょう、と通されたのは７〜８人程度の定員と
思しき会議室。不謹慎ながら、『ここの家、もしかしてお金持ち？』と思ってしまいました。
ホテルマンがお茶とお茶菓子を持ってきた後、示談開始です。
因みに厨には、貴方に話が向かない限りは黙ってて下さい、とあらかじめ釘をさしておきました。
最初、事の次第を両親に改めて説明したのですが、彼女の両親は、娘がイベントに出ている事と、
同人誌即売会が何であるのすらも解っていないらしかったので、まずそこから説明し、
一連の出来事を語りました。
これでやっと、私と厨の関係が書き手と読み手に過ぎないということを
理解したようです（知人・友人だと思っていた模様）。
次に、「これで間違いないですよね？」と厨本人に確認を取りました。
無駄だとは思ったのですが、ご両親に彼女の奇特さを理解して頂くための手段だと思って訊きました。
･･････やはり無駄でした。
まず、押しかけに対しては嘘を言ったのは悪いが、そうでもしないと上げてもらえないから
やむを得なかった、と。
また、付きまといとセクハラまがいに関しては、私と弟のファンであり、
弟に対しては好意を表すためのスキンシップのつもりでやったことであり、誤解だ。
無言電話に関しては、連絡を取りたいが為にやったことで行き過ぎたと、反省しているそうです。
根本的なところを全く理解して無いじゃん！
それならこちらも、と証拠物件を出しました。我々が付きまとわれてたという目撃談です。
これは弟が私に隠して行っていた事なのですが、彼女の付きまといが激しくなった頃から
一番最近に参加したイベントの、我々と両隣になったサークルの方で連絡先の解る方片っ端に、
手紙やメールを出したらしいんです。
「イベントで来るお客様にストーキングされ被害に遭ったので、もし我々に迷惑が掛かっている
　場面を見た方がいらっしゃったら、土曜必着で手紙かメールで連絡を欲しい、勿論匿名で扱うので」
という旨の内容で。
すると何件か、
「居座って接客に障害が出ていた」
「一方的に話し掛けられて大変そうでしたね」
と、返信がきたのです。弟と同世代が殆どいないジャンルで、
しかも歳の離れた姉弟でサークル活動をしているのが割と目立つのが幸運だったのかもしれません。
手紙をコピーしたものを見せつつ、弟が
「そちらはスキンシップのつもりかもしれないけど、僕はされてとても嫌だった。貴方が来ると思うと
　同人活動をやりたくないなと思う時もあった。
　だから、もう今後一切会いたくないし、姿も見たくない」
と言いました。
そこで、通話履歴と押しかけの際の怪我の診断書をさらに提示し、親御さんに対して私が
「弟や私の身の安全の為、今後一切彼女を我々と接触しないようにして欲しい。
　また、今後このような被害を他の人が受けないように、同人関係やアニメ・マンガのイベントには
　参加しないようにして欲しい事が、一番の望みである」
と告げました。
すると彼女、とんでもない事を言い出したのです。
「もう貴方達なんてどうでもいいからいいけど、イベントに出ちゃいけないなんて酷すぎる」

おいおいおい何だよそりゃ、と思う間もなく話は続きます。

「○○君や××さん（こんな場でＰＮ呼ばないで、と思いました）にはもう興味がないし、
　悪い事をしたから罰せられるのは解るけれど、イベントに参加しちゃいけないというのは
　幾らなんでも重過ぎませんか？確かに喧嘩して怪我をさせたのは悪いけれど、
　そんなに酷い怪我じゃないし。貴方達の目の前にはもう現れないから、イベントの参加はさせて下さい」
何か、どう突っ込みをしたら良いのか解りませんし、ここまでしておいて「もう興味がない」と、
その言いっぷりに沸沸と怒りが込み上げてきます。が、多少残っていた冷静さで言いました。
「我々、特に弟は貴方のせいで安全を脅かされ、また特に弟は非常に不快な思いを
　させられ続けました。この傷や不安感は非常に根強く、貴方が姿を見せる可能性がある限りは
　我々が真に安心できる日は来ません」
すると彼女はキれたのか、金切り声で「何よ、弟、おとーとって！」と叫びました。
「私だって○○君の事が好きだったのよ？なのに××さんがいっつもいっつも監視して。
　凄く邪魔だったんだからね！お姉さんのせいで○○君が恋愛できなくて可哀想だよ！
　お姉さん、○○君のこと縛ってるって解ってないの？大体、姉弟二人で一緒に暮らしてる
　なんて絶対変！貴方達、もしかしてデキてるんじゃないの？」
びっくりしました。弟が中学生の頃から保護者代わりをしているので、
貴方みたいな若い人が保護者面して･･････と言われた事は幾多あっても、
恋愛関係の嫌疑を掛けられたことはさすがにありませんでしたから。
もう怒りはどこかに飛んでしまい、ポカンとしてしまうというか、
脱力感の余り、全てが馬鹿らしく思えてきました。

その時、「いい加減にしないか！」と厨父が怒鳴りました。
「これらのことは１００％お前に非があり、○○さんは何の罪も無い被害者だ。
　お前は○○さんに対して罪を償わなければならないのに、罪の意識すらないのか！」
厨父は涙ぐんでいました。厨母はそれまでずっと黙っていたのですが、涙をこぼしながら
「申し訳ありません。こんな娘に育ててしまったのは我々の責任です。親の前や家では
　言う事を素直に聞くし、学校でも問題なく、成績も良かったから、こんな風になってるなんて
　気が付かなかった･･････」と言いました。情けをかけてはいけないのでしょうが、
ここまで哀れな親というのを今まで見たことがありませんでした。厨父が
「前にも言った通り、娘に対する処罰は全てそちらの仰るままで構いません。
　物理的･経済的に可能な範囲で応えたいと思います」
と言うので、話し合った結果
>今後一切我々には近付かない。同人やアニメ･マンガ関係のイベントに参加させない。
>これから１年間、外出する際には親や親族などが同伴する、慰謝料に関しては
>医療費と壊した物の代金（弟のタブレットｅｔｃ）＋数年に渡る心理的な消耗に対してのものを、
>厨の収入で支払ってもらう（その為に、早急にアルバイトなり就職先を見つけること）
で決着しました。示談書はこちらで作り、出来次第また５人で区役所に提出しに
行くことに。


ホテルの出入り口で別れた時、厨の両親は顔色が悪く、沈痛な面持ちで何べんも何べんも
お詫びをしていましたが、本人は依然として不機嫌そうな顔でタイミングを合わせて
頭を下げているだけでした。
その光景を見ながら、本当にこれで良かったのだろうか？とすっきりしない気持ちでしたが、
これ以上のものは望めない事も解っているので、「これだけはどうしても受け取ってくれ」
と言って渡された、『お車代』で、気分転換やとりあえず終結祝いと称して、弟と焼肉を
食べました。とっても美味しかったけど、釈然としない気持ちはどっかに残ったままです。

以上で終わりです。凄く長い事後報告で申し訳ありませんでした。
ちなみに本当に余談ですが、弟ははりぃぽったぁ似で、姉弟そっくりと言われるにも関わらず、
私自身は、某週刊青年誌連載の『警察（交通課）相手に喧嘩を挑む小娘』に顔も性格も
そっくりと言われます（ここの住人さんだと解る人は少ないかも)。
怒りの余りに鼻血を出したりする訳じゃないんですが。


266 名前：はりぃ姉(55-580)ラスト ◆kT5QAjZE 投稿日：02/03/31 04:25 ID:hYtsi1jT
親御さんがマトモで何故子供は厨なんだ？という疑問が
多いようですが、一緒にお話して何となく解るような気がしました。

彼女、親の目の届く場所では、我が侭な部分はあるにせよ、凄く大人しくて、素直みたいで。
で、親も我が侭なのも家の中だけで、外ではちゃんとしていると思っていたらしいです。
甘やかしてそうなったというよりは、親の厳しい言動や他人からの批判を、
その場でやり過ごしたり捻じ曲げたりして心の内側に入れなかった、
という感じがしましたね。

ちなみに私の父は刑事の偉い人じゃないですよ（笑。
私達が２人で暮らしている理由でもありますが、我が家から
遥か遠く離れた群島のただ一人のお医者様をやっています。


273 名前：はりぃ姉(55-580) ◆kT5QAjZE 投稿日：02/03/31 04:42 ID:hYtsi1jT
>>266さん 書き間違いだと思うけど、公証人役場と区役所は無関係ですよ。
　　　　　所在地はここで確認できますよ。www.koshonin.gr.jp/address.htm

ありがとうございます！
当方、法律とは全く無縁な（守ってますが）日常を送っておりましたので
何をどうしていいのやら混乱していたのです。保険屋の友人には
「書く段階になったらまたアドバイスするから、とりあえず示談で出た
条件はメモっておくだけしておけ、そのテのことならまかせろ」と、
彼女ばかりを頼りにしていたので細かいところが解らなかったんです。
本を読んだり、今もネットで詳しいことを探しているのですが。


479 名前：はりぃ姉（本家55-580) 投稿日：02/04/01 08:40
今朝方父から電話が掛かってきました。 
事の次第を説明すると 
「お前も色々大変だなぁ。力になれなくてごめんな。 
お前もイイ年頃なのに、弟を任してて好い話やチャンスを 
フイにしたりしてないか？」と言われました。 
トラブルには慣れてますし（中･高校生には絶えないですし）、 
今回のも一筋縄で行かないなりに耐えられる程度の事でしたが。 
父の声とその言葉に、何だか心の箍が緩んでしまって、電話を 
切った後に、疲れや今まで溜まっていた心の澱が一気に噴出してしまい、 
ぼろぼろと涙をこぼしてしまいました。 
身内に心配されるのが一番ありがたく、そして辛いことです。