家は宿でも合宿所でもねぇぞ!!! その54 
└押し掛け撃退記録
-本家難民とも春の嵐のため避難所にてご報告-
74 名前: 本家304 1/5 投稿日: 2002/03/18(月) 00:39

大丈夫かな?では書いてみます。

土曜の夜のことでした。21時頃にピンポン。
こんな時間に訪問者など予定もなく、無視していると、繰り返しチャイム。
うちは古い建物なのでチャイムも古く、やたらとうるさいんです。
お隣のチャイムで、たまに昼間も間違えるくらい…
女の一人暮らしですので、警戒しつつ「どちら様ですか?」とドア越しに
声をかけると、「あの〜、○○(PN)さん、ですよね?」「まさか合宿所スレ!?」とめまいがしました。
呆然としていると「開けてくださ〜い!」とドアの向こうで声が…
しかし、状況は理解できました。
財布と鍵を持って、進入できないように気をつけつつ外に出ました。
来ていたのは厨房少女3人組。
体型は普通、しかし服装はいかにもなアニメオタク。
応対していたリーダー格とおもわれる厨(以下A)は、ドアを開けて出てきた
私を見て、笑おうとした後、ひきつりました。
もちろん初対面です。私も向こうもお互いを知りません。
私は、ルックスを系統で言うと「女王様タイプ」ってやつなので…
無愛想ににらみつけると、かなり迫力があるんです(泣
おかげでイベント会場では厨になつかれたこともなく、どちらかというと
友人知人の厨房退散を依頼されて、長身を生かして上からこう、「迷惑です」
とこんこんと脅して追い払う役でした。 

「叩かれるかな?」ってのは、ここですぐ外に出たことなんですが(w

出てきた私を見て厨房たちは明らかにひるみました。
第一印象で相手にナメられたことはまずありませんので、正直、いかにもな
内向的オタク少女など、お話にもならないというか。
まず最初の勢いを殺ぐことができた時点で、厨房対策としてはかなりの
高ポイントです。いけるな、と確信しました。
何の用かと聞くと、戸惑いながら、明日のイベントに行きたいので、
今夜泊めてもらえないか、と言ってきました。
どうやって家を知ったかと聞くと、以前あるジャンルで数人で合同誌を出したとき
奥付には全員の住所を一覧で載せていたんですが、そのメンバーの中にいた
Yさんという人が、別ジャンルでも活動をしています。
AはYさんと同じジャンルで、Yさんのスペースでその合同誌を買ったそうです。
ということで、全く無関係に「住所のみ」で訪問してきたとのこと。

対厨房には免疫があったので、場所を移動してファミレスへ。
まず泊める意志はないことを伝えてから、あなたたちのしていることが
いかに非常識で無礼で厚顔無恥な行為か、と並べました。
文章で伝わるかわかりませんが、厨房にしゃべらせないタイミングがあるんです。
「さあ、しゃべるわよ!」という意気込みというか、マシンガントークになる
一瞬手前に、目をキッチリ合わせて恫喝しながら「だからね」「いい?」のような
問いかけをして、一旦切る。そのまま目を見て話し続ける、といった感じです。
最も私の場合、前述のようにルックスによる所が大きいとは思いますが…
雲行きがあやしい、と悟った厨房は「もういいです」とか言って逃げそうに
なってましたが、この手で淡々と話し、泣くまで説教しました。 

厨房から聞き出した「なぜ見知らぬ人に泊めてもらえると思ったのか?」という
疑問の答えは、
「同人をやっている人には特別の絆があって、同じ同人の仲間だったらすぐ仲良くなれるから」
「同人の世界ではこれが普通。そうやって知り合いを増やしていくのが同人の流儀
……いつからだ…私は知りませんでしたが。
「最近はそういう悪質な押し掛けが多いって、みんな知ってきている。この先
 どこに行っても泊めてはもらえないし、警察に通報して逮捕してもらおう
 という方向になっている。現に捕まった連中もいる」
私も今、家出ということであんたたちを警察に突き出すこともできるんだからね
と言ったところで厨房たち泣き出しました。
いえ、正確には2人。

ファミレスで席に座ってから、厨房の1人は推定20代後半であることに気付きました。
主犯はAらしいのですが、リア工だし。成人+αらしい彼女に向かって、主に
何を考えているんだ、常識はないのか、という詰問をしたところ
「だって、私はAに連れてこられただけだし…」「Aが大丈夫だって言うから
来ただけだし…」「いけないことだなんて聞いてなかったし…」
ファミレスですがちゃぶ台返したかったです。
20代後半にもなって、高校生に責任被せるか。 
万一なにかあった時に、責任を取るのは大人である貴方だということは
理解しているのか!?には「だって言い出したのはAだし…」
とにかく「え?え?わかんない(汗←マンガだったら、汗がいっぱい飛んでそうな
やたらオロオロした演技」「私はなにも知らない(汗←同」という態度なので
話になりませんでした。精神年齢リア厨以下。
「アタシ子供だからわかんない」「わかんないから責めないで」が本気で
通用すると信じているような虚しさでした。
なので気が付いたら説教はAに向けてが多くなってました。
そして、厨房二人が「K冊」の単語に泣き出しても、この状況でぼや〜〜〜っと
テーブルのどこかを見てます。
………人の話聞いてません。他人事。完全にドリーム中でした。
「聞いてますか?」「……え、えっ!(←今初めて気が付いたように)」
職場で新人指導をまかされることが多い私には、実は見慣れた態度でした。
なぜか、マンツーマンで説明中だろうと、目線がふ〜〜〜っと泳いでいって
露骨に妄想世界に行ってしまうタイプの人が…
この手の人は話も聞かず、周囲も見ず、結果も考えず、指示も理解していないので
大きなミスを起こしやすい。使い物にならない人材、ということで指導中に
「ダメ、不採用」と判断するタイプそのものです。
彼女たちは未成年だけど、あなたは成人しているから、あなただけK冊に
行ってもらいましょうか?と試しに言ってみると、やっぱりぼや〜っと
「え?でもなんで私だけなんですか?」…危機感ゼロ。というか、もう
目の前の都合の悪いことは現実じゃないらしいです。 

一応厨房二人はK冊怖さに本気で反省したっぽいので、まず全員に言葉で謝らせ
住所氏名を書かせて、 こういった行為はもう二度としないこと、家に帰る、
もしくはイベントに行きたかったらホテルに行くこと
合同誌の他の人には今から連絡するので、行っても無駄だということ
同人界には「押し掛け」が浸透しているので、誰も泊めてはくれないということ
(これは微妙に嘘?)を念押ししてファミレスを出ました。
…実は出る時も、先に厨房たちに会計をさせて、私はレジとドアの中間で
立って見張っていました。住所控えてますが、一応食い逃げされないようにです。


以上が私の押し掛け撃退記録ですが、家に来た厨少女は比較的まともでした。
他の同人仲間に「アポ無しお泊まりはオッケー」と教え込まれ、それに
疑問を持っていなかったようです。
まあそこが厨房だから、なのですが、説教&脅しである程度素直に理解したし
想像を絶する厨房思考も持っていませんでした。
不気味だったのはルックス20代後半厨… いえ、実は「おいくつなんですか?」と
聞いてみたんです、つい。
聞かなければよかったです。31歳だと言いました。
厨房襲撃よりショックでした。
どちらかというと、押し掛けよりこのあっちの世界なオバ厨のことを言いたくて
後半がやたら長文になってしまいました。すみません。 



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