家は宿でも合宿所でもねぇぞ!!! その51 
└私達あなたから召喚されてきたんですぅ
849 名前:その1 投稿日:02/03/01 13:30 ID:0rEeH4sA
長文になりますが、僕のイベント前日に起こった話を聞いて下さい。
僕は細々と小説書いていた者で、蛇板住人の彼女と二人暮らしをしてます。 
蛇でも押し掛け厨がいるみたいですね。その話を彼女と 
「怖いなぁ」と話していた矢先の出来事でした。 
あるイベント前々夜。バイト先(夜勤)に一通の電話が鳴りました。 
出てみると彼女から。切羽詰まった声で「押し掛け厨が来た!!」
奥付に住所載せてないのに何故?同時に彼女(同人には全く興味がない) 
が危険な目に遭いかけてることに戦慄しました。 
状況を聞くと、30分程前(午前1時)にノックの音がして、覗き窓から見てみると 
3人の女の子が立っていたそうです。どうやら僕目当てらしく(当たり前か) 
「○○さぁーん(PN)、私達あなたから召喚されてきたんですぅ」やら 
「外に獣がいて怖いから入れてくださーい」やら訳のわからない事を言って 
ずっとノックをし続けていたそうです。 
彼女は、これは人違いでもなんでもない僕目当ての厨とみなし、 
すぐに警察を呼んだそうです。そしてドア越しに厨達に 
「ちょっとあんたら。今警察呼んだからな。オア蹴ったりしたら保護じゃすまへんで」 

そう言うと厨達は逆ギレ。 
「ちょっとなんなのよこの女!」 
「あんた○○さんの何?!」 
と暴言を吐きドアを蹴りだす始末。 
そしてすぐ来るといっていた警察が30分たっても来ないので 
いい加減不安になったらしく僕に電話したらしいです。 
ひとりで片づけられる事ならする、仕事中に邪魔をしたくないという心遣いだったそうです。
(でも連絡くらいすぐしてして、頼む>彼女)
彼女がケガでもしたらシャレにならんと思い、今すぐ自宅に向かいたかったのですが、
皮肉な事にバイト先(コンビニ)は夜中でも忙しく、
相方をひとりにはできません。代りの夜勤にも電話しましたが都合がつかず。
店長(同人に理解ある方)に懇願して来てもらうようになりました。 
僕は彼女にその旨を伝え、何かあったらまたすぐ電話するよう言いました。 
そして約1時間半後、彼女からは連絡がないまま、
店長が到着して僕は猛スピードで自宅に向かいました。 
向かっている途中彼女から携帯に電話があり「警察に行ってくる」とのこと。 
一刻も早く彼女に会いたかったので僕もそのまま警察に向かうことにしました。 

行ってみるとそこには小さくなって固まっている厨2人と、 
シップを腰にはりつけていた彼女でした。 
1回目の電話を切ったあとの事の顛末はこうです。 
あの後、ドアを蹴り続ける厨に、ついに彼女がキレてドアを開けたそうです。 
彼女「お前らええ加減にせぇやコラァ!今何時や思とんじゃぁぁ!!」 
舌を巻いた漫才の国弁に厨達はビビったらしく、 
急に態度と声のトーンを上げ 
「あ・・・もしかして彼女さんですかぁ?キャーすっごい美人ですねー」 
「そんなに怒らないでくださいよー」 
「私達○○さんのファンでぇ、会いたかったんですよぉ」 
とほざき始めたそうです。 
厨達はどう見ても未成年で、3人とも大荷物。泊まる気満々だったのでしょう。しかし彼女は 
「お前らの思考回路はどないなっとんのじゃ!!ファンやったら何してもええんか?!
 お前ら他人の迷惑考えたことあるんか!!」と一喝。しかし再び厨逆ギレ。 
「何よケチ。○○さんの彼女だからって調子のんなよ」 
「警察呼んだのに来ないじゃん。ふざけんなよテメー」 
「なんでこんなブスが彼女なの?ブスは出て行け!!」 
と罵倒を始め、彼女はあまりの理不尽さに笑いがこみあげてきたそうです。 

「もうお前らに説教してる自分がアホやったわ。警察には連絡したけどまだ来んみたいやな。
 ほなもっぺん催促の電話入れるから待っとり」彼女がそう言って家に戻ろうとしたその時。 
厨の1人が彼女の腰めがけてでっかいカバンを投げつけました。 
重いカバン(何が入ってるかは言うまでもなく)が腰にヒットし 
彼女が「いった〜」とうめいてる隙に残りの1人が彼女の手首をつかみ、もう1人が羽交い締めにしてきました。 
そしてカバンを投げた厨がドアを開けようとしたので、 
彼女は本気でキレてしまい、一瞬で手首をつかんでいる手をふりほどきその厨の腕をねじりあげ、
そのまま思いっきり頭を後に振って羽交い締めをしている厨の鼻を潰し、 
ドアを開けようとしている厨を足払いしてやりすごしたそうです。 
彼女は合気道を小さい頃からやっていて護身術も習っていました。
呆然となっている厨を尻目に玄関からビニール紐を持ってきて 
リーダー格と思われる厨の手首をいとも簡単に縛り 
「もうええやろ。一般市民にも逮捕権はあんのよ?あんたらは 
 現行犯逮捕。あきらめ、あんたらも縛ったるから」 
と他の2人を縛ろうとすると、へたりこんで鼻血を出している方は泣き出し
もう1人はなんと逃げだしたのです。逃げた方を追いかけたら
鼻血の方がまた逃げ出しかねないと思い、彼女は鼻血厨を縛り、警察を待ったそうです。 
20分後、ようやく警察が到着しました。連絡してから1時間。 
彼女は事情を説明し、警察へ行くこととなりました。 

厨3人(お茶とみかんの国から来た)は僕の大ファンだったらしく 
とにかく会いたかったそうです。 
何故住所がわかったかというのは羽交い締め厨が、
前のイベントの時僕のあとをつけていたらしいです。 
厨2人は反省している様子で、残りの1人も近くの公園にいたそうで 
すぐに補導されました。 
警察の到着が遅れたのは、うちの区は結構ガラが悪く、 
忙しい時はたいしたことないのは後回しみたいな所があったからです。
厨の親は明日謝罪しにわざわざ来てくれるとのこと。 
そして彼女は腰を強く打ちましたが、命に関わる事ではなくほっとしました。 
明日親御さんに会うめでゆっくり休もうということで 
僕たちは家路につきました。 
警察では気丈にふるまっていた彼女でしたが、家に帰ると 
たまっていたものがこみあげてきたのか、泣き出しました。 
怖い思いをさせて本当に申し訳なくて僕も目頭が熱くなりました。 
それでも僕の心配ばかりしてくれていた彼女に 
感謝の気持ちでいっぱいです。 
もうこんな思いはしたくないし、させたくないと誓った僕は 
すぐに同人を辞めました。そしてバイトも。 
あれから夜は彼女1人にできないです、本当に。 
ネタみたいですけどマジです、これは。 
長文スマソでした。 
 

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