家は宿でも合宿所でもねぇぞ!!! その49 
└2001年2月頃49-658さん会社&自宅にオバ厨襲撃
658 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:02/01/16 04:20 ID:j2l99i4D
本日ライブがないので書き込ませていただきます。 

昨年の2月ころ、30を超えるオバ厨に 
会社と家に押しかけられました。 
かなり長くなりますが、よろしくお付き合いください。 

私は北の地で月間ペースのコミュニティ誌を出版する会社に勤めています 
(一応主任です、会社立ち上げからいたので)。 
一般人面ですが、5年くらい前はレイヤーで 
くらむぷの、けむだっぱを馬鹿のひとつ覚えのようにやっており、 
同人もピコですがやっておりました。 
現在は、さすがに仕事の忙しさでイベントに 
参加できず本も出せず、けれども足を洗いきれずにマターリと 
HPでの活動を続けております。 

そのころうちの会社では、諸事情から急遽新しい人材を募集することになりました 
HPでの募集呼びかけに、そのオバ厨さんは反応したようです。 

そのオバ厨さんは昔の読者さんで 
ネットに切り替えたら頻繁にネットに押しかけてくれました。 
チャットでも浮いてるいるのですが、 
脳内変換を得意技としているので、まったく浮いていることに気づかない 
素晴らしい精神の持ち主です。書き込み、チャットの発言がひどく痛くて 
目にあまったのでメールで注意したところ、どこをどう脳内変換したのか 
「そんな人もいるんですね、頑張ってください 
私でよければ、またいつでも相談にのっちゃいますよ」と 
励ましメールを下さるかなり困った人でした。 

直接面識はありませんでしたが、私の友人だと 
履歴書に書き添えており、募集したポジションが私の直下ということで 
上司も気を使って2次試験に通してくれたようでした。 

面接での詳細は省きますが、服装からしてすごかったのです。 
デニムワイシャツ、小花柄の膝下10センチ丈のフレアスカート、 
という、面接にふさわしくない出で立ち、長髪ソバージュ、めがね、 
体格ジャイアンでした。ソバージュにいたってはスパイラルというより、 
縮れ具合といい、髪の痛み具合といい、in毛(失礼)のような感じです 
繰り出される痛い発言と似合わないぶりっこ仕草。 
30代のオバ厨さんは、上司の引きつり笑いに、満足そうに笑むと
日本語の形容をとった宇宙人語をまくしたてて
ひとり悦にいっておりました。 

厨の共通点ともいえる、甲高いアニメ声。
しかもマイクなしハウリングで「きゃは」やら「きゃーん」やらの
寒々しい語尾。ひとり大体15分ほどの面接でしたが、
こんなに15分を長い、と思ったのは初めてでした。

 面接終了し会議終了後はどっと疲れたしも今日はもう持ち帰り残業にしようと、
数ヶ月ぶりに6時くらいにに帰宅。食料を買い込み、部屋の前にたどり着くと 

「遅いですよぅ。たくさん待っちゃいました」
 の甲高い声に、びくっとして振り返りました。 
「もぉ寒いですねー、こっち」
 目を疑いました。そこに彼女が満面の笑みで立っていたのです。
 何かざわりとした嫌なものが、背を走ります。 
「どうしたんですか?」 
「せっかくお会いしたんだから、夜通しお話しましょうよー、
 私明日の昼まで平気です」 

 私、明日は普通に8時業務開始にあわせて7時には家でますが。
というか、持ち帰り残業。たとえ暇でも割く時間はない。 
「おなかすきましたねー。私、お魚もお肉もなんでも大丈夫ですよー」
 帰宅途中に買い込んだ袋の中身をのぞき見て、ハイテンショントーク。 
「あ、でも寒いから鍋でもいいかも」 

「申し訳ありませんが、これから仕事です。お引取り願えますか?」 
「きゃー丁度いいですぅ。手伝います。今からIちゃんの仕事内容、 
 覚えなきゃですよね」 
 何故に、と思いましたが、オバ厨は脳内採用決定を出していたようです。 
「いえ、結構です。外部の方に仕事の内容を 
 お知らせする訳にはいきませんから」 
「外部なんてひどいです〜、覚えておいた方が後々便利ですって、絶対」 
「迷惑です。お帰りください」 

 これだけはっきり言えば大丈夫だろう、と踵をかえすと 
彼女はさめざめと泣き出しました。 
「迷惑なんて、ひどいですぅ」 
 もう構ってられるかこのままでは風邪をひく。 
ノブに手をかけると、後ろからノブを掴んでドアを大きく開け放ち、 
その体格にあるまじき素早さで玄関に乗り込まれてしまいました。 
「出ていっていただけませんか」 
「迷惑だなんて、迷惑だなんて。ひどいっ、ひどいですっ。 
 せっかくお仕事手伝うっていってるのにっ、 
 あなたには誠意が通じないんですか、それでも社会人ですか」 
 空いた口、ふさがりません。彼女はどんなに自分が私を気遣っているのか、 
こんなにあなたのために一生懸命な私の気持ちを踏みにじったなど、 
切々と訴えてきます。  

 間違ってるのは私なのか? 

 そんなことまで一瞬考えてしまいましたが、 
「わかった、Iちゃん私の才能に嫉妬しているんですねっ 
 社内いじめだわ」 
 の言葉で、すぐに我に帰りました。 
もう根本から何か勘違いしているのはわかりますが 
その勘違いを根本から指摘したところで通じないのは薄々 
感づいていましたから。 

 取り敢えず今の状況をなんとかしなければ、と 
呼吸を整え電車も新幹線もまだまだ動いてる時間なので、 
もう帰宅するか、どっかにホテルとってくれ。 
あなたを泊める気もないし、家に上げる気もない 
あなたがいる限り仕事に集中できないので、と伝えました。 
 すると彼女急にころっと態度を変えて、にこやかな言い放ちます。 
「私とIちゃんの仲じゃないですかぁ、気遣い無用ですよー」 
  もう一度同じことを懇切丁寧に解説つきで伝えると 
「何を遠慮してるんですか気楽にいきましょうよ。 
 お仕事も大丈夫です、お手伝いするし、行き詰まったら 
 アドバイスしてあげますよぉ。そうやって時間短縮できれぱその分、 
 私とお話できますよ」 

 怒ったり怒鳴ったりすればいいのでしょうが、 
 感情的になっては解決は望めない。 
 とにかく冷静に対処しなければと思い深呼吸を繰り返し、 
極めて冷静を装い、まったく噛みあわない問答を続けていると、 
「もうここ寒いから上がりますね」
と勝手に部屋に上がりこまれてしまいました。 

 ドア側に私、部屋側彼女という配置だったのと、ほんとに 
素早い動きに対処できず、後をおいかけると、コートを脱ぎ捨て 
勝手に部屋のムートンに転がりました。(南洋植物を飼育しているので 
部屋は常夏の温度設定なのです) 
「ンフ、ふかふかで気持ちいいですねー。いいなぁ、これ」 
 とほお擦り。一目ぼれした挙句、やっとボーナスで買ったお気に入り。 
ファンデーションつくのでやめてほしいと告げ、引き剥がしに 
かかりますが、彼女、重すぎて動きません。 
「これ、私専用にしますねー、今夜、これで寝ちゃおう」
「あの、人の話きいてます?」 
「これから、仕事とか一緒にいったりできますね。きゃー来週から楽しそう、 
 私、こう見えても掃除とか得意なんですよ」
「は?」 
 相手の言葉を理解するのに少し考え込んでしまいました。 
 人間、自分のキャパシティ以上の異常事態に遭遇すると、 
通常の判断力を失うようです。 

 頭の中で彼女の言葉を数回反芻し、住み込むつもりか 
と理解した瞬間、私は静かに切れました。 

 口でいってもわからん奴には、もう何言っても無駄ということを 
身をもって知りました。 
 私のこれまでの人生の中で、ここまで理解不能な生物、見たことないです。 

 ちょいストーカー入り痴漢に付きまとわれて以来
(今、考えるとこのストーカー入り痴漢の方がましだった。
 少なくとも日本語通じたし、k察につかまってからとはいえ、反省してましたしね)、 
 護身のために身につけていたものがこんな時に役に立つとは。 

 変なの来てて困ってる、取り押さえておくので 
 K察に連絡よろしくと近くの友達(孝行生の時からの付き合い、 
同人について知ってはいるが無関係)に携帯メールいれると 
トドよろしく転がって、いつのまにかテレビのリモコン片手に 
 くつろいでいる彼女にむかってラウンドスタートです。 
 ムートンの端を持って持ち上げ、ごろんと床に転がします。 
円形の体なので本当にごろんと転がったのに少し笑いましたが。 

「いったぁい、何するのぉ?」
答えずにどんと肩を一蹴りして仰向けにして馬乗りになり 
ふくらはぎで相手の腕を固定、胸の少し上あたりを両手で押さえ 
つけ終了です。いくら体格差があっても、そこを押さえさけられると、 
人体の構造上動けないそうです(こつは均等に力をかけること 
非力でも少し体重かけるだけで大丈夫です) 
「いたぁい。なんなのぉ?」
「今、K察呼びましたから」
「変な嘘つかないでよ。いつ電話したっていうの?」
「電話しなくても、呼ぶ方法いくつでもあるんですよ?」 
 上から見下ろし、あくまで淡々とした口調で笑った私に、 
彼女は少し怯えた顔をしました。 
「友達に何てひどいことするのぉ? もぅ、Iちゃんなんて
 お友達じゃないわっ言いふらしてやるからっ」 
 いつお友達でした? 身動きとれないオバ厨は、 
もう唯一の武器がこの甲高い声、とばかりに、もはや人語以外の 
金きり声で叫び声を上げています。 

 耳が痛いのをじっと我慢して待つこと5分、まず友人が到着です。 
「今、k察呼んだから」 

「k察なんか取り合ってくれないよっ、だって、私Iちゃんの友達だもん
 友達同士の喧嘩に警察は何にもしないわよっ」
 急に勝ち誇ったように言い放ったオバ厨に友人は冷静に 
「頭のおかしい人が友達の家に乗り込んで、「友達です、泊めろ」なんて 
支離滅裂なこと叫んでます、今、取り押さえてるところなので 
なんとか取り押さえられるうちに、早くきてくださいって通報しておいたから、 
間違いなく、あなた連れてかれるわよ? 部屋の外にも 
あなたの大声聞こえてたし、となりの人にも間違いなく聞こえてるから 
証人もそろってる。もしかしたら救急車もお出迎えかもね」 
「私、頭おかしくなんかないっ、失礼だわっ、こうゆう失礼な人といるから 
Iちゃんまでこうなっちゃったんだわっ。名誉毀損で訴えてやるっ」 
 訴えたいのはこっちです。しかも友人にむかってこの言い草も頭にきました。 
が、まともに相手にするだけ馬鹿らしいと、黙っていると 
また何か脳内変換したらしい彼女は
「私、大手の○○さんと仲良いんだから。言いつけて、
 Iちゃんなんかジャンルにいづらくしてもらうんだから」
 厨房通り越して、消防ですか、もう。ため息しかでません。

「○○さんて、U子のこと? あなたとお友達だったんだ?」
 と友人が切り捨てました。 

 U子は短大の時からの共通の友人で今でも仲はいいのですが、
読むのも書くのもネットのみの活動に切り替えていた私は 
彼女が大手だということを知りませんでした
もちろん本人もいいませんでしたから 
「ゆってなかったじゃないっ、そんなことっ」
「いちいち、あなたに報告する義務がどこにあります?」
「黙ってるなんて卑怯だわっ」
「何が?」 
「○○さん、私のお友達なのにっ、こそこそ会ったりして、やり方が汚いわ」
 なんなのこの人。絶句する私たちを他所に猛然と暴れ出した彼女。
 起き上がれなくても足だけは自由に動くので 
 ばたばたと暴れることもあばれること。 
 馬乗りといっても、膝で跨いでもやっとな、腹の上(私自身、小さいのと 
痩せてるの通り越して骨みたいなので)。暴れて腹肉が 
流れるのと同時に私の体がずれ、タイトスカートなので、足は限界開いてる、 
これ以上暴れられるときつい。しかも下に迷惑、と 
思ってなんとかしようとしていると、やっとk察登場です。 

友人が事前に通報してくれた内容と嫌な言い方ですが、 
私も友人(幼稚園の保母さん)も普通に勤務していること 
あと近所の人の証言(以前もかかれてましたが 
ご近所づきあいはたとえ面倒でもしとくものですね)などもあって 
彼女は警察につれていかれました。 

その後、事情聴取(K察が前のストーカー沙汰を覚えていて下さったので 
概ね同情的)、会社に面接にきていた、とのことで上司も 
事情聴取(そののち平謝りしました)を終え、通常業務に戻りました。 

両親が迎えにきた報告は聞いてましたが 
消息まで気にとめてませんでした。冗談抜きで忙しかったので。 
ごたごたも落ち着いたころ 

親御さんから丁寧なお詫び状と私と友人、近所の方々にも、と菓子折が 
届いたのとほぼ同時期にお電話をいただきました。 
精神的に不安定になり、なにやら、どちらだったか 
忘れましたが施設にいかれたそうです。 

「何しろ、思いつめたら一途な子で、大変ご迷惑おかけいたしました」 
とのことでした。あれを一途で片付けられるのかどうかは謎ですが、 
「もう一切関わりたくないので、これっきりにしてください」 
と電話で告げ、またお菓子の礼状とともに、そう書き添えました。 
あんな訳のわからない生物に振り回されるのは、嫌だったので。 

しかし、夏に会社にビール10ケースクリスマスに再び菓子折り、 
誕生日にワインとチーズのセットが届きました。 
親は立派なのに。いや、30過ぎた子供の尻拭いしているあたり 
親も親なのかもですが。 

助けてくれた友人には「お前の趣味をとやかく言う気はないが 
今度、あんなの来て問題おこすようだったら、もう本気で辞めろって 
言い続けるからね」としっかり釘さされました。 
ストーカーといい、厨といいもう懲り懲りなので 
翌日セ○ムに加入いたしました。多少、出費はかさみましたが、 
安全買えるなら安いものだと思ってます。 

長くなりました。けれど、サイトに顛末を書くわけに 
いかず、ジャンルもやめてしまった今、ただもにょもにょ 
していたので、少しすっきりしました。 

687 名前:658−669 投稿日:02/01/16 14:03 ID:yLsUvOGe
>675さん 
677さんのおっしゃるとおりです。 
会社のサイトでの募集でした。 
自分のサイトではまったく触れてません。 
わかりにくい表現で失礼いたしました。 

本文も読み返したら誤字がいっぱいで、あぁぁ、氏にたい 
また会社の割り出しも 
677さんのいうとおりで、 
地元のコミュニティ誌に勤めていることは、ちらっとチャットか 
何かで触れた程度だったんですが、昔の本の奥付に住所を明記しているので 
県名と会社分類で検索かけたら、一発でヒットしたそうです。 

割愛させていただきましたが 
彼女、面接で「きゃー初めまして、お会いできて感激です」 
などと叫んだのに関わらず、日記に書いていた会社での出来事を 
さも直接きいた風に話しておりました。あぁ、もう忘れたいのに 
明確に覚えている自分が嫌です。 

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